創傷管理

創傷管理【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2012年9月3日
最終更新日:2018年09月30日
(変更日:2019年9月17日) ※

目的

  • 創傷の一次治癒を目指す
  • 全身管理と創傷への厳重な無菌操作を行う
  • 創傷治癒の過程・機序を理解し、損傷を受けた組織への自然治癒力を十分に発揮できる様援助する

必要物品

  • 消毒に必要な鑷子、消毒綿
  • 滅菌ガーゼ
  • ドレッシング材

方法

  1. 患者の創傷の状態に合わせ必要物品を準備する
  2. 落下細菌数を減らすため、ベッド周囲の環境整備を行う
  3. 包帯交換などの目的を説明し、理解と協力を得る
  4. 事前に排泄をすませベッドに臥床してもらう
  5. 寝衣、腹帯または胸帯を開き絆創膏をはがしておく
  6. 処置用シーツは広範囲に敷きその上に膿盆を置く

※無菌操作の方法(例)

  • 鑷子鑷子が2種類ある場合、大鑷子が直接介助看護師用、中または小鑷子を医師用とし、鑷子の先端は上に向けない
  • 消毒綿球ふたを大きく開け、万能つぼの中で消毒綿球を絞り、万能つぼの縁に触れないよう消毒綿球を取り出して、医師の鑷子に触れないように渡す
  • カストからガーゼを取り出す時:患者の創傷の状態と医師からの指示により、適切なサイズ・枚数のガーゼを無菌操作で取り出して渡す

※無菌操作の方法(例)

  • 鑷子:単包パックにて滅菌された鑷子を、処置・消毒実施者に持ち手の側のパッキングが不潔にならないように開放して渡す
  • 消毒綿球:単包パックされた消毒綿球を使用する
  • ガーゼ:単包されたガーゼを、患者の創傷の状態と医師からの指示により、適切なサイズ・枚数のガーゼを無菌操作でパックを開放し渡す

7.固定をする際は同じ部位は避け、ガーゼの外側および中央に貼付して固定する

8. 終了したら患者の寝衣や環境を整える

9.汚染した物品衛生材料の処理は各施設で決められた方法、場所で行う

観察項目

  • 創傷の保護はできているか
  • 創傷からの出血、ガーセに付着した血液量
  • 滲出液の量・色
  • 膿の有無・量
  • 創傷の発赤・腫脹・疼痛の有無

アセスメント

  • 創傷周囲の熱感・発赤・腫脹・疼痛などがある場合は、感染を疑う
  • 感染防止に十分注意していたかどうか
    ※感染を起こすと治癒が遅延し、患者の精神的負担も大きくなるため
  • 高齢、低栄養状態、糖尿病などの合併症の有無、副腎皮質ステロイド薬使用など創傷治癒のため全身的な因子及び局所的因子がないか
  • 手術切開創など感染のない切創を縫合し治癒に向かわせる方法を一次治癒という
  • 皮膚組織の欠損が大きく一次縫合ができない、または汚染が強く一次縫合を行うと感染症を起こす危険性が高い場合、開放創のまま治癒を進行させる方法を二次治癒という
  • 壊疽組織・汚染組織を取り除き(デブリーメントという)、開放創の状態で創感染をコントロールして縫合閉鎖を行う方法を三次治癒という

注意点

  • 患者ごとに必ず手洗い励行する
  • ふたを完全に開けずに操作すると、鑷子の先や消毒綿球がふたに触れて汚染する
  • 消毒綿球は絞りすぎない
  • カスト、万能つぼ内から取り出した衛生材料は絶対にもとに戻さない
    戻した場合は、カスト、万能つぼ全体が汚染されたこととなる
  • 受傷後6時間以内は、創感染を起こすことなく一次縫合閉鎖が可能でゴールデンタイムと言われる
    6時間以上経過した場合、感染の危険性が高くなるため、一般的に縫合するべきではないとされている
  • 創傷を治そうとして細胞が早く増殖するためには、適度な湿潤環境が必要である
  • 絆創膏固定の際ドレーンなど屈曲しないよう注意が必要である
  • ガーゼは創傷が乾燥し、創傷部に付着するため無理にはがさない
  • 感染防止の3原則は「感染源の除去」「感染経路の遮断」「患者の抵抗力の増強」である
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
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