自己血採血の介助
自己血採血の介助【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年6月23日
最終更新日:2013年6月23日
(変更日:2013年6月20日) ※
目的
- 患者が自己血採血の必要性を十分理解し、安全に処置を受けられるように介助する
必要物品・準備
- 血圧計
- 血液バッグ
- 血液ラベル
- ローラーペンチ
- イソジン(またはヒビテン)消毒セット
- 駆血体
- 止血バンド
- 採血用スポンジ(又は丸めたタオル)
- 固定用テープ
- 絆創膏
- アルコール綿
- ディスポーザブル手袋
- 補液一式
- 滅菌ガーゼ
- 鑷子
- 処置用シーツ
- チューブシーラー
- 台秤
- 鉗子
方法
- 当日のバイタルサインや血清結果や全身状態をチェックし、採血が可能かどうか医師の判断を確認する
- 必要物品を揃え、患者には事前にトイレを済ませておいてもらう
- 血液バッグに貼る血液ラベルに、患者の直筆で署名する
- 血液バッグに破損や不備がないかチェックし、問題なければラベルを貼る
- 台秤に血液バッグをのせ、血液バッグ自体の重さをはかる
- 穿刺部位よりも低地に血液バッグをのせたままで台秤を置く
- 採血する側の衣服をまくって処置用シーツの上で腕を伸ばし、穿刺部位を中心にアルコール綿で皮膚の汚れをふき取る
- 穿刺部位から外側に向かい、10cmほどの円を描くイメージで、イソジンまたはヒビテンでさらに消毒する
- 鉗子で血液バッグのチューブをクランプし、肘関節の約10cm程中枢側を駆血体で縛る
- 採血用スポンジを握ってもらい、血管が怒張したら患者に声掛けしたうえで穿刺する
- 針が血管内に入った事を確認したら鉗子をはずし、採血針とチューブをテープで固定する(穿刺部位は滅菌ガーゼで覆う)
- 患者に声掛けし、採血用スポンジを握ったり緩めたりしてもらう
- 採血中、バッグ内で血液が凝固しないように、血液と抗凝固剤を混和しながら、予定量に達するのを待つ
- 予定採血量に達したら、チューブの針側から約10㎝のところを鉗子でクランプし、駆血帯を外してから抜針する
- 穿刺部位は抜針後5~10分間の圧迫が必要となるため、止血バンドを巻いて、患者にも出血に注意するよう声掛けする
- バイタルサインや全身状態の観察を行う
- 鉗子から血液バッグ側までのチューブをチューブシ-ラーでシールし、シールと採血針の間で、チューブを切断する
- シールしたチューブの先端から2~3箇所シールし、セグメントを作っておく
- チューブ内には抗凝固剤が入っていないので、ローラーペンチで3回程しごき、チューブ内の血液をバッグに戻し、抗凝固剤と混ぜ合わせる
- 専用の血液保冷庫で血液バッグを保管する(使用直前まで輸血室で管理することもある)
- 医師の指示のもと、補液(鉄剤入り)を開始する
ヨードアレルギーがある患者には、イソジンではなくヒビテンなどで消毒する
患者の検体と自己血セグメント検体で、交差適合試験が実施される
観察項目
- バイタルサイン
- 消毒薬に対するアレルギーの有無
- 実施中・実施後の訴え、表情(気分不良、顔面蒼白など)
- 血液バッグ内での血液凝固の有無
注意点
- 穿刺時の気分不良やバイタルサインの変動に注意する
- 使用する前に、バッグの破損や細菌汚染・凝固・溶血などといった外観上の異常がないかもチェックする
- 実際に使用する際は、医師・看護師でラベルに記載された氏名・生年月日・血液型・ID番号・診療科目等を声に出して読み上げ、確認する
- 患者が覚醒している際は、患者本人にもラベルに記載された内容を確認してもらうのが望ましい
自己血輸血開始後は、基本的に同種間輸血と同じようにバイタルサインのチェックや全身状態の観察を行う
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実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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