フットケアの基本技術 白癬のケア
フットケアの基本技術 白癬のケア【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年9月20日
最終更新日:2018年08月10日
(変更日:2018年10月23日) ※
目的
- 白癬症による皮膚のびらんや亀裂部などからの二次感染を防ぎ、壊疽を予防できる
白癬の病態
- 皮膚糸状菌(白癬菌)という真菌(かび)による皮膚感染症全般を白癬という
- 痒みなどの自覚症状を伴うこともあるが、必ずしも自覚症状を伴うとは限らない
- 糖尿病や脂質異常症、骨関節に疾患を持つ場合は、白癬を合併する割合が高く、家族に白癬を持つ方がいる場合や長時間靴を履く場合に白癬にかかりやすい
- 見た目や自覚症状だけではわかりにくいので、皮膚科受診をし診断することが望ましい
方法
足白癬
軟膏の効果的な塗布
- 軟膏が残っていれば、落としてから塗布する
- 毎日石鹸を用いて趾間まで丁寧に洗うが、強く擦ることは避ける
- 洗った後はよく乾燥させる
- 抗真菌薬
- 症状が有るところだけでなく、足全体に塗布する
- 薄くのばし、足全体にすり込むように塗布する
- 角質増殖型(乾燥が強い場合に使用する)
- 軽症例では、1日に2~3回の塗布を続けると、2~3ヶ月で治癒する事が多い
- 足底部などの角質が厚いところでは、治癒までに1~2年かかることもあるため、症状がなくなっても薬剤塗布を自己中断せず、医師の指示通り塗布し続けるように指導する
入浴や
足浴後は、軟膏が浸透しやすいので、最も効果的といえる
伝播の予防
- 傷を作らないように注意し、靴下は毎日は履き替える(5本指靴下が望ましい)
- 靴は、同じものを毎日はかないようにし、足だけではなく靴の乾燥も心がける
- バスマットやタオルは共用せず、常に清潔に保つ
- スリッパは個人用のものを使用し、家の中でも素足で歩かない
- 家族に白癬がある場合は、家族も一緒に治療する
爪白癬
- 爪白癬は、外用薬では爪中まで抗真菌薬が浸透しづらいため、内服薬での治療が有効である
- 副作用の危険などにより内服薬での治療ができない場合、密封療法が行われる
- 密封療法は、内服に比べ長期の治療が必要になるため中断しないよう支援が必要である
密封療法
- 外用抗真菌薬を塗布したあと、必要に応じて上から尿素軟膏を塗布する
- 軟膏を塗布した趾をラップで包む
内服用抗真菌薬の種類
- 爪白癬の治療では、内服薬の副作用や長期投与が必要であるため治療を中断することが少なくない
- 検査データや症状をよく観察し、全身状態をアセスメントした上で、適切な治療方法を選択し継続していけるよう支援が必要である
グリセオフルビン
- 作用:殺菌効果ではなく、静菌効果がある
- 副作用:肝機能障害・光線過敏あり、薬剤との相互作用は少ないといわれている
- 内服方法:連日の内服が必要、足趾の場合1年以上内服するケースが多い
イトラコナゾール(トリアゾール系抗真菌薬)
- 作用:白癬菌に対する殺菌作用、爪中への浸透性や貯留性に優れており、パルス療法中止後も半年以上にわたり爪中に高濃度で貯留し再発を抑えるといわれている
- 副作用:肝機能障害あり、薬剤との相互作用があり注意が必要
- 内服方法:パルス療法(1週間内服し3週間休薬)に使用される
※治療期間は3~6ヶ月、脂溶性のため食直後に内服する
塩酸テルビナフィン(アリルアミン系抗真菌薬)
- 作用:白癬菌に対する強力な殺菌作用、爪中への浸透性や貯留性に優れている
- 副作用:薬剤との相互作用はなく、他剤と比較して発現率が高いわけではないが、重症薬疹・重度の肝機能障害による死亡例がある
- 内服方法:連日の内服を3ヶ月間行うケースが多い
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実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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