いまさら聞けない看護技術

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鼻漏・後鼻漏患者のケアのポイント

鼻漏・後鼻漏患者のケアのポイント【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 鼻漏・後鼻漏患者に適切なケアを行う

疾患の概要

  • 鼻汁は杯細胞からの分泌物、血液・組織液から漏出した成分、鼻および副鼻腔粘膜の鼻腺(粘液腺、漿液腺)、呼気由来の水分、涙などにより構成されている
  • 主に、鼻腺からの分泌の場合は鼻の粘膜に加わった刺激が分泌中枢へと伝わり、副交感神経を介して反射的に鼻汁が引き起こされる
  • 鼻汁は吸気の浄化、加湿・加温機能に対して重要な役割を果たし、鼻・副鼻腔粘膜の上皮細胞を保護する役割もある
  • 鼻汁の産生が一定以上まで増大すると、自覚的・他覚的にも認められ、この状態を鼻漏という
  • 鼻汁が後鼻孔から咽頭に流れる所見や症状がある場合を後鼻漏とよぶ
患者自身は、後鼻漏の自覚がない場合もあるが、痰や咳の原因となることもある
  • 原因疾患を鑑別する際は、前鼻鏡・後鼻鏡、内視鏡検査による鼻内の観察やアレルギー検査、画像検査などを行う

観察項目

  • 鼻漏・後鼻漏の性状(粘液性、漿液性、血性、膿性など)や現病歴

アセスメント

  • 鼻漏・後鼻漏の病態と原因の関連性について理解しているか
    • 急性鼻炎の初期やアレルギー性鼻炎などで漿液性鼻漏が認められる
    • 急性鼻炎の場合は次第に粘液性へと移行し、膿性鼻漏がみられる場合もある
    • 頭部外傷による頭蓋底損傷や手術においては、鼻性髄液漏(鼻腔に髄液の漏出がみられる)場合もあるが、その症状は漿液性の鼻汁と似ているため鑑別が必要である
    • 急片側性の膿性鼻漏は、鼻・副鼻腔悪性腫瘍、歯性上顎洞炎などで見られる
    • 急性・慢性副鼻腔炎や慢性鼻炎などで膿性・粘液性鼻漏が認められる

注意点

  • 幼児では、鼻腔異物が原因となる場合があるので注意が必要である
  • 血性鼻漏は進行性鼻壊疸や鼻・副鼻腔悪性腫瘍も懸念して検査を行うことが必要である
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