いまさら聞けない看護技術

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嗅覚障害患者のケアのポイント

嗅覚障害患者のケアのポイント【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 嗅覚障害患者に適切な看護を行う

疾患の概要

  • 嗅粘膜は嗅裂部の上鼻甲介内側壁、鼻中隔上部および鼻腔天蓋に分布し、それぞれに嗅細胞が存在しており、鼻腔の嗅覚機能を持っている
  • 嗅細胞の中枢側は多数の嗅神経線維があり、これらが集合して嗅糸を形成して鼻腔天蓋の篩板を貫通し、頭蓋内の嗅球を経由して高位の嗅覚中枢に連絡を行っている
  • 通常は、食物中や大気中のにおい分子が嗅粘膜に至り、嗅細胞が刺激され、その情報が中枢に正確に伝わる必要があるが、これらが不十分な場合に嗅覚障害が生じる
  • 嗅覚過敏:におい感覚が増強している状態
  • 嗅覚脱出・減退:におい感覚の消失あるいは減少した状態
  • 嗅覚錯誤・幻覚:実際に存在していないにも関わらず、においを感じる状態

観察項目

  • 嗅覚過敏、嗅覚錯誤、嗅覚脱出、嗅覚減退、嗅覚幻覚の有無と程度
  • 嗅覚障害の原因となりうる既往歴と現病歴

アセスメント

  • 嗅覚障害の症状と分類について理解しているか
    • 嗅覚障害は障害部位により中枢性、末梢神経性、呼吸性、混合性に分類される
    • 中枢性嗅覚障害:中枢の異常が原因で、嗅球から生じる
      • 原因疾患:脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、脳炎、髄膜炎
    • 末梢神経性嗅覚障害:大別して嗅糸に異常のある狭義の末梢神経性嗅覚障害と嗅粘膜に異常のある嗅粘膜性嗅覚障害がある
    • 呼吸性嗅覚障害:におい分子が嗅粘膜まで届かないために生じる
      • 原因疾患:急性・慢性副鼻腔炎、急性・慢性鼻炎、鼻中隔弯曲症、アレルギー性鼻炎、鼻・副鼻腔腫瘍、鼻茸
    • 混合性嗅覚障害:末梢神経性嗅覚障害と呼吸性嗅覚障害が合併したもの
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