いまさら聞けない看護技術

あした仕事でドジしないようにしっかり復習しましょう。
現在、796トピック公開中! ⇒「看護技術」の一覧を見る

ベッド上リハビリ ROM訓練

ベッド上リハビリ ROM訓練【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • ベッド上でのリハビリテーション(ROM訓練)が、安全・安楽に実施できるよう援助する
  • ベッド上リハビリテーションの意義
    • 早期離床をめざし、関節拘縮や筋力低下を予防する
    • 術後の静脈血栓塞栓症を予防する
    • 関節を自動的または他動的に動かすことで、関節可動域(ragge of motion:ROM)の維持・増大および、動作能力や運動機能の改善を図る

ROM訓練の種類

他動的(パッシブ)

  • 目的とする関節周囲の筋肉の力だけではなく、自重、治療者の人力、おもり、CPMなどの機械力を力源として関節運動を行うこと

自動的(アクティブ)

  •  自らの筋力のみで、目的とする関節周囲の筋肉を使った関節運動を行うこと

介助自動的(アクティブアシスティブ)

みずからの筋力のみで十分な関節運動ができない場合、他の力源を使用して自動運動を介助しながら行うこと

方法

自動的(アクティブ)足関節の場合

  1. 患者のADLや手術部位、安静度などを確認する
  2. 患者にROM訓練の目的と必要性、訓練の内容を説明する
    必要あれば、患者が自身でできるように、訓練の方法を掲示する
  3. ベット周りの環境を整える
  4. 訓練しやすい服装に着替えてもらう
  5. バイタルサインや全身状態をチェックする
  6. ROM訓練を行う
    1. 足関節の底屈・背屈をゆっくり行う
    2. 午前、午後にわけ、1日あたり 20回×2セット を目標として行う
  7. バイタルサインや全身状態をチェックする
  8. ベット周囲の環境を日常生活がしやすいように戻しておく

他動的(パッシブ)足関節の場合

  1. 患者のADLや手術部位、安静度などを確認する
  2. 患者にROM訓練の目的と必要性、訓練の内容を説明する
    必要あれば、患者が自身でできるように、訓練の方法を掲示する
  3. ベット周りの環境を整える
  4. 訓練しやすい服装に着替えてもらう
  5. バイタルサインや全身状態をチェックする
  6. 患者に今から始まることを伝え、患者の気持ちを確認し、患者の意欲が出るように促す
  7. ROM訓練(パッシブ)を行う
    1. 患者に力を抜いてもらい、両下肢を伸ばしてもらう
    2. 片手で足関節を持ち、もう一方の手で踵部を握り前腕でつま先を固定する
    3. 患者に声掛けをしながらゆっくり背屈させ、可動域いっぱいまで背屈したら3秒とめ、その後ゆっくり戻す
    4. 足関節を固定していた手をはずしつま先を握る
    5. 患者に声掛けをしながらゆっくり底屈させ、可動域いっぱいまで底屈したら3秒とめ、その後ゆっくり戻す
    6. 以上を午前、午後にわけ、20回を2セットゆっくり行う
      一概に同じ回数を行うのではなく、患者の年齢、状態によって、適切な回数を決める
  8. バイタルサインや全身状態をチェックする
  9. ベット周囲の環境を日常生活がしやすいように戻しておく 

観察項目 

  • 訓練中の患者の様子として、疼痛の増強や気分不快がないか、無理をして訓練を行っておる様子はないかなど
    • バイタルサインの変化
    • 患者の表情、疲労度、筋肉の状況
    • 疼痛の部位や程度
    • ROM訓練中に感じる伸張感(伸びているという感覚)の程度
      ※疼痛を感じるほどの力を加えてはいけない

アセスメント

  • 患者が自らすすんで訓練を受けられるように援助できたか
患者の状態を把握し、可能な限り自立を促す

注意

  • 外傷・骨折・脱臼などの急性期や急性炎症など運動によって組織破壊が進行したり、治癒過程が障害される場合は禁忌となる
  • ROM訓練では筋委縮は予防できず、筋力の増強は望めないことを予め説明しておく
    ※訓練ときくと「やれば早くよくなる」と勘違いして必要以上に訓練を行い、筋疲労をおこしたり安静が守れない場合がある
  • 術後の床上安静期の場合は術部に影響のない部位や方法によって、可能な限り早期からのROM訓練を行う
  • ROM訓練の強度は伸張感が得られる程度で行い、疼痛が残るような強度で行ってはいけない
    骨化性筋炎や関節の破壊につながる恐れがある
 
 

 

「いまさら聞けない看護技術」の最新情報をチェックしよう

当サイトは、「あした仕事で使う知識を学べる」ナース専用のハウツーサイトです。
Facebook または Twitter で最新情報をチェックして、職場の同僚と差をつけよう!

公式Twitterアカウント

仕事がうまくいかないナースのあなたへ

思い切って転職してみませんか?

転職をより有利にすすめるための方法や、自分にあった転職サイトの選び方などを、元・看護師、ツバキの過去の経験をもとにまとめています。

あなたの悩み、ツバキに相談してみませんか?

元・看護師として、たくさんの悩み相談や転職相談にのってきた経験をもとに、あなたの立場に立ったアドバイスを一生懸命お答えします。

ナースの転職サイト比較ランキング ベスト5

ナースハッピーライフ管理人が考える、一番おすすめの転職サイトをご紹介します。
「そろそろ転職かも・・・」とお考えのあなた、下記の転職サポートサービスを利用することをオススメいたします。

看護roo!(カンゴルー)
関東・関西・東海エリア専門
詳細はコチラ
ナースフル
転職支援実績No.1のリクルートグループ
詳細はコチラ
マイナビ看護師
全国の求人ならこちらもオススメ
詳細はコチラ
4位 看護のお仕事 詳細はコチラ
5位 ナース人材バンク 詳細はコチラ

もっと詳しく知りたい方は、「ナースの転職サイト比較ランキングBest5」をご覧になり、自分にあった転職サイトを探してみてください!