目的
- 唾液腺検査をする患者に適切な介助を行う
観察項目
- 検査の理解度
- 確実に検査が行えているか
方法
唾液分泌検査
安静時唾液量
- 10分間、唾液を自然排出してもらう
- 検査終了後、その量を測定する
刺激時唾液量
- ガム試験 10分間、ガムを噛み続けてもらう
- 検査中に分泌された唾液を採取し、量の測定を行う
酒石酸刺激
- 舌背に1/4M酒石酸1mlを均等に塗る
- 10分間で分泌された唾液を採取し測定を行う
カテーテル法
- 開口部から顎下腺管(ワルトン管)あるいは耳下腺管(ステノン管)にカテーテルを挿入する
- 滴下してくる唾液を採取し、分泌量を測定する
Rlによる唾液流量動態検査
- 99mTCO4の静脈注射を行い、各唾液腺への集積状態をシンチカメラにて観察する
- 集積がピークに達した際に、ビタミンC製剤やレモンなどを口に含ませて唾液腺を刺激し、その後のRI量の低下を経過観察する
唾液腺造影検査(シアログラフィ)
- 顎下腺管および耳下線管の開口部から造影剤(0.8~1.5ml)を注入する
- 正面像と側面像の撮影を施行する
アセスメント
- 安静時唾液量
- 正常値は2~10ml
- 1ml以下の場合、唾液分泌低下と判定される
- 刺激時唾液量
- ガム試験:10ml以下の場合、唾液分泌低下と判定される
- 酒石酸刺激:5ml以下の場合は分泌低下とする
- カテーテル法:各唾液腺の分泌機能が測定できる
- Rlによる唾液流量動態検査:シェーグレン症候群などで機能低下が見られた場合、唾液腺への刺激および集積による低下の著しい障害が認められる
- 唾液腺造影検査(シアログラフィ) 腺の陰影では陰影欠損、点状陰影、造影剤の漏洩の有無、唾液腺管の陰影では陰影欠損、屈曲、拡張、断絶などを調べるが、とくに唾石やシェーグレン症候群の診断に用いられる
- MRI、超音波検査などの発達により、本検査の意義は低下しているが、唾液腺の閉塞や炎症の状態を診断する目的としては有用である





