一次救命処置(BLS)の手順とポイント
一次救命処置(BLS)の手順とポイント【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年8月20日
最終更新日:2018年11月25日
(変更日:2019年10月28日) ※
目的
- 一次救命処置(Basic life support:BLS)の流れを理解する
必要物品・準備
方法
- 体動や意識の有無を確認する
- 体動や意識が確認できない場合は、大きな声で人を呼ぶと共に、AEDの手配を行う
- 基本的に前額部に片手をあて、もう片方の手であご先を挙上して気道確保を行い、呼吸状態を確認する(Airway)
- 呼吸をしていない場合は、人工呼吸を2回行い、胸が上がっていることを確認する(Breating)
- 10秒以内の範囲で、脈拍の確認を行い、脈拍の触知ができたら、5~6秒ごとに人工呼吸を1回のペースで行い、2分置きに脈拍の確認を行う(Circulation)
- 脈拍触知がない、あるいは困難な場合、胸骨の圧迫を強く、速く30回(1分間100回のペース)行い、人工呼吸2回のサイクルを絶え間なく繰り返す(CPR)
- AEDが到着次第、AEDパットを装着し、音声ガイドに従う
乳児や小児の場合、救助者が1人のみの時は、緊急通報する前にCPRを2分間(5サイクル)施行する
- 胸骨圧迫時は、胸壁が元の位置に戻ってから次の圧迫を行う
人工呼吸が困難な場合には胸骨圧迫を優先する
アセスメント
- 心肺停止が疑われる傷病者を発見した場合、BLSの手順に基づいて心肺蘇生(CPR 〔胸骨圧迫+人工呼吸〕)を絶え間なく施行し、AEDによる除細動を早期に試みる
- BLSは生存率を高める最初のステップである
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