用語解説
用語の読み
だんせいかんごし
用語の意味
厚生労働省の調査によると、看護職員に占める男性の比率は、平成6年が3.2%でしたが、二年間ごとに約0.2%ずつ増加し続け、平成14年には4.2%と1%増加しています。しかし平成14年の全産業に見る男女別就業者数のうち男性の比率は58.9%という調査結果と比較すると、看護職員に占める男性看護師の数は少ないという現状にあります。
日本医師会の医療関係者対策委員会が平成20年に発表した「看護職員の不足・偏在とその対策についての報告書」によると、平成9年から平成18年において看護師養成所に入学した男子学生は3年課程の大学・養成所・短大と2年課程の短大・その他の看護師養成課程のすべてにおいて増加しています。
このような動きの背景として、平成14年3月1日から保健婦助産婦看護婦法(現 保健師助産師看護師法)の一部改正により、男性の看護職員を看護士、女性を看護婦と呼んでいたところを男女ともに「看護師」と呼ぶようになったことでの意識の変化や、大学の看護学部設置が進んだこと、看護職が専門職として認知されてきたことなどが挙げられます。
看護師免許取得までの過程や資格の内容は男女ともに同じです。しかし助産師免許に関しては、保健師助産師看護師法により男性が取得することは認められていません。
病院やその他の医療施設・介護施設には、様々な疾患を持つ、幅広い年齢層の患者さんがいます。そのために特に女性患者に対する処置や援助によっては、男性看護師に担当されることで強い羞恥心を伴う場面が数多くあります。反対に、男性患者は男性看護師に担当された方が受け入れやすい内容の処置もあります。また看護師には体力が求められる仕事であるため、移送介助や長時間の立ち仕事には男性看護師の利点を生かす事が出来ます。
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看護師・椿(つばき)の一言コメント
昔に比べると男性看護師って増えましたよね。
男性看護師でも女性看護師でも年収には変わりありません。同じ待遇で、しかし、男性看護師の方が求められることは多い。
女性と違って男性の方が体力的に有利なのは事実!!
しかし、私はその辺のへなちょこ男子よりも力はあると自負していますけどね。
男性看護師が増えることで、メリットがあればデメリットもあるこれは仕方がないことですが、働く場所によってはやはり需要は高いのは否めません。
求人にしても、例えば介護施設、精神科、救急では(どれも体力勝負!!)需要は高い様です。
しかし、外来だけの様なクリニックでは転職は難しいかもしれません。しかし、リハビリ外来などではやはり需要は高いようですね。
しかし、もっと男性看護師が活躍する施設が増えると良いなぁぁと個人的には思っています。ライバルは増えますが…。
慢性的な看護師不足も解消されますし、男性の場合の離職率は女性に比べて低い!!
女性は、結婚や、妊娠によって常勤勤務が難しくなりますからね~。
でも女性中心の職場であることには違いない!男性には少し精神的にどうかな?!っと言う感じがしますが、病棟内で、男性がいると職員間の温度も多少違うのも事実!
女性に負けずに男性看護師も頑張ってほしいと思うのです。