胸腔穿刺や胸腔ドレナージは、胸腔に貯留した空気や水分を抜き取る目的で行われる。
胸腔ドレナージは、チェスト・ドレーン・バックを使用し行われる。
胸腔内は、常に陰圧が保たれていないと肺を縮め、呼吸障害を引き起こす。
陰圧の設定は、チェスト・ドレーン・バックの吸引圧制御ボトルの水位と、水封室の水位の和で示す。この水位の高さは、チェスト・ドレーン・バックに滅菌蒸留水を注入し、着色された色水で見る。
吸引圧制御ボトルは吸引機につながっており、持続的な吸引をしているため、そのままにしていると、滅菌蒸留水が蒸発し、水位が下がってきてしまう。
そこで滅菌蒸留水を足し、水位を正しく保つ必要があるのだが…
胸腔ドレーン挿入時は、正しい水位に設定していても、時間は経ち…
そのままにしていると、吸引圧制御ボトルの滅菌蒸留水は蒸発してしまう。
勤務交代時、それに気づかずに引き継いでしまうと…大変な事になります。
必ず、各勤務ごとに確実に水位の確認を!
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