ICU看護 呼吸 3 呼吸不全と低酸素血症
ICU看護 呼吸 3 呼吸不全と低酸素血症【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2015年8月10日
最終更新日:2015年8月10日
(変更日:2016年3月14日) ※
目的
- 呼吸不全と低酸素血症について理解を深め、適切なケアを行う
呼吸不全
- 呼吸障害にて動脈血酸素分圧(PaO2)が60mmHg以下となる場合、あるいはその状態に相当する呼吸障害を生じた状態である
- 慢性呼吸不全とは、最低1ヶ月以上、呼吸不全が持続している状態のことをいう
- 準呼吸不全状態=室内気吸入時、動脈血酸素分圧(PaO2)が70mmHg以下だが、呼吸不全は呈していない
低酸素血症
低酸素血症とは
- 動脈血中の酸素が不足した状態のこと
- SPO2の低下により、組織に供給される酸素が低下する
- 程度に応じて、次のような症状がみられる
- 興奮・不穏
- 呼吸困難
- 頻拍、血圧の上昇
- 皮膚の冷感、チアノーゼ
低酸素血症の原因
- 肺胞低換気
- 心拍出量の低下などによる血流量の不足
- 吸入酸素濃度の低下
- 貧血
- 組織における酸素消費量の異常増加
- 血液-肺胞間のガス交換障害(肺内シャント・拡散障害・換気血流比の不均等分布)
低酸素血症による影響
- 低酸素性脳症
- 創部感染の増加
- 呼吸不全の場合、各臓器の障害
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