目次
目的
- 肺炎患者の標準看護計画について理解を深め、適切なケアを行う
- ここでは特に、観察に関する理解を深める
主観的な観察項目
炎症所見
- 発汗
- 悪寒・戦慄
- 胸背部痛
- 体熱感
- 倦怠感
- 息切れ
口腔内の観察
- 口腔内乾燥の有無
- 食事摂取状況
- 食物残渣の有無
気道内の観察
- 喀痰の性状(色、量、粘稠度)
- 咳嗽の有無と状態(乾性・湿性)
- 喀痰困難の有無
- 誤嚥の有無
意識レベル
- 咳嗽反射の有無
栄養状態
- 食事摂取の内容
- 食事摂取量
- 排泄状況
呼吸状態
- 呼吸困難の有無やそのレベル
客観的な観察項目
炎症所見
- 高熱
- 頻脈
- 過呼吸
- 低体温
- 各検査データ
- 喀痰のグラム染色(好中球による貪食像)
- 血液データ(白血球、CRP値の上昇、赤沈の亢進)
- 胸部レントゲン所見(陰影や胸水の状態)
口腔内の観察
- 虫歯、歯肉損傷の有無
気道内の観察
- 痰の増加
- 咽頭における痰貯留音
- 呼吸音
- 胸郭の振動
- 喘鳴
意識レベル
- 呼名・従命反応の有無
栄養状態
- 体格指数
- 血液検査(Alb、TP、Hgb)
- 体重減少
呼吸状態
- チアノーゼの有無
- 鼻翼呼吸
- 各検査データの確認
- 血液ガスデータ
- 酸素飽和度
アセスメント
- 肺炎の観察項目について理解できているか
- 主観的観察項目と客観的観察項目について、総合的に観察ができているか
- 異常の早期発見ができているか
- 呼吸器症状以外にも必要な観察項目が多数あることを理解し、観察が行えているか