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ドクターハラスメント

ドクターハラスメント【いまさら聞けない看護用語・略語】
公開日:2012年6月11日
最終更新日:2012年6月11日
(変更日:2013年8月12日) ※

用語解説

用語の読み

どくたーはらすめんと

用語の意味

ドクターハラスメント(ドクハラ)とは、医師が言動・態度によって患者に嫌がらせをするということを揶揄する言葉で、帝京大学出身の外科医・土屋繁裕(2005年10月逝去)が使用し始めた造語・和製英語のことです。医師の何気ない一言や無意識の態度が患者を深く傷つけたり萎縮させたりすることによって、医師と患者の信頼関係が揺らぎ、さらにこれが医療不信・医療訴訟に発展するケースが後を絶ちません。

ドクターハラスメントの根本には、医師と患者との間にある「意識のズレ」があると考えられています。このズレが大きくなる原因として、「人的環境などにより、自分が特権的な立場の人間であるという価値観を持ち合わせる医師がいるということ」「医療の専門的知識を持ち合わせない患者側は、医学的知見に基づいた医師の説明や治療内容が理解し辛いこと」「患者の権利意識の高まり」「不透明な医療に対する社会全体の批判」などを挙げることができ、これらの要素がいくつか重なりあうことで患者は「ドクハラを受けた」と感じます。

ドクターハラスメントを受けたとして病院の窓口や相談機関に実際に寄せられている主な内容は、「飲んでいる薬の内容がわからないまま」「黙って指示に従えというような態度をとられるため質問しにくい」など、医師の治療や説明に対する不満・不安・不信となります。中には「(子宮全摘の患者に対して)もう子供産んだから子宮は必要ないでしょ?」「かぜでは死なないよ」など、医師として人々から求められる人格像から大きくかけ離れた言動・態度をとる医師も存在しています。しかし、それと同時に医療の範疇を超えた問題の解決を医師に求める患者や、医師が患者に対して科学的根拠に基づいて指導・注意した場合でも「高圧的にものを言われた」と感じる患者も存在しています。例えば、「今のような生活を続けていたら、確実に寿命が縮まりますよ」という医師の言動を、「はっきり言ってくれる先生で良かった。」と感じる人もいれば、「寿命が縮むなんていう言い方はして欲しくない。」と感じる人もいるということです。

このように「医師と患者の信頼関係」と言っても根本は人間同士の関係に過ぎないので、相手の態度や言動をどう捉えるのかという問題は、当人同士の相性が大部分を左右すると考えられます。また現在はこの溝を埋めるための一つの方法として「患者学」という概念が注目を集めており、医師と患者を含む社会全体の問題として「医療を提供する側」と「医療を受ける側」が共に歩みよる姿勢が重要と考えられています。

 

看護師・椿(つばき)の一言コメント

看護師・椿(つばき)

ドクターハラスメントは看護師を含めた医療従事者から患者への言動等の嫌がらせを意味しますよね。
この定義は患者が不快と思ったら⇒ドクハラとなる。

確かにドクタの中には「俺様!!医者様」的な人も少なからずいるのでそのドクターに対してそれはドクターハラスメントだというのは間違っていない!!
時に治療や生活習慣の事できつく患者に言うドクターはそれには当てはまらいのではないか??と思う。
重度のDM患者⇒「食生活を改善しないと責任持てないよ」…これは愛情だよね
不定愁訴がひどい患者⇒「大丈夫!大丈夫何でもないよ」…これで安心する人も多いし
大腿部頸部骨折の患者の家族⇒「オペは出来ないね…」…年齢的に疾患的にオペに耐えれないとかあるしね、結果的に説明不足
要は言葉の受け取りかた・ドクターの言葉足らず・患者の理解力と言う問題点もある気がする。
真意はそんなつもりはなくても患者に悪意と受取られてしまうこともあるし……でも悪意のない(自覚がないから)言葉が一番人を傷つけるとも言うし「うん」言葉には気を付けよう!!

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