静脈血栓塞栓症の発生機序

静脈血栓塞栓症の発生機序【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 静脈血栓の発生機序を理解する

発生機序

主な発生機序

  • 主にフィブリンと赤血球に、さらに血小板や自血球成分が加わり静脈血栓ができる
  • 発生要因は大きく3つ、血液の停滞・血管内膜の損傷・血液凝固能亢進(これをウィルヒョウの静脈血栓塞栓症の3要因という)がある

血栓のできやすい部位

  • 下肢:血流が停滞しやすい
  • 静脈弁の周囲:血流の乱れが生じやすい
  • 外傷部位
  • 腸骨大腿部、膝窩部、腓腹部など:深部静脈血栓ができやすいが、腓腹部は見逃されることも多い

血栓のできやすい要因

  • 血液の停滞長期臥床、肥満、うっ血性心不全・慢性肺性心などの心肺疾患、全身麻酔、下肢麻痺、下肢ギプス包帯固定、下肢静脈瘤カテーテル検査や治療による検査後のベッド上安静と穿刺部位の圧迫、妊娠など
  • 血管内膜の損傷:外傷、骨折、手術、、中心静脈カテーテル留置、カテーテル検査や治療、静脈炎、抗リン脂質抗体症候群、高ホモシスチン血症、手術など
  • 血液凝固能亢進:悪性疾患、心筋梗塞、感染症、ネフローゼ症候群、骨髄増殖症候群、多血症、発作性夜間血色素尿症、抗リン脂質抗体症候群、外傷、骨折、熱傷、手術、妊娠、経口避妊薬やエストロゲン製剤などの薬物、脱水など

リスク管理

  • 静脈血栓塞栓症の発生要因・リスク・好発部位などを把握し、患者の疾患や病状に合わせたリスク管理について検討する
  • 一般に、全身麻酔や長時間の手術、侵襲が大きい手術であるほど、静脈血栓塞栓症のリスクも高い傾向があることを理解する
  • 静脈血栓塞栓症や心肺疾患の既往、易感染の状態、長期臥床を必要とする疾患のほか、肥満や加齢も付加的なリスクとして存在するため、常に患者の状態変化に伴ってリスク管理を行う
  • 下肢あるいは骨盤腔内に形成された静脈血栓に起因する肺血栓塞栓症は、最も重篤な合併症である
  • 長期臥床患者の場合、腸骨大腿部の下肢深部静脈血栓症は、左下肢で右の約2~ 3倍発生する
    左総腸骨静脈は、脊椎の椎体で前方に圧排され、右総腸骨動脈と交差して動脈の重みにより圧迫され静脈還流が障害されやすいためである
  • 静脈血栓塞栓症の発生率は、1週間以内の臥床で15~ 35%、1週間以上の臥床で80%と高率となる
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
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