尿管結石患者のケア2 TUL

尿管結石患者のケア2 TUL【いまさら聞けない看護技術】
公開日:2013年7月30日
最終更新日:2018年11月26日
(変更日:2019年9月26日) ※

目的

  • 経尿道的尿管砕石術(TUL)を受ける患者に適切な看護を行う

アセスメント

  • ESWLで破砕不可能な大きな結石や下部尿管結石に対し施行する
  • TULは全身麻酔あるいは腰椎麻酔が必要な手術である
  • 砕石位になり、尿管鏡を尿道に挿入し、鉗子などで結石を摘出したり、膀胱から尿管内の結石を砕石する
  • 手術時の粘膜損傷の程度や破砕片の量に応じ、約数日~数週間程度、尿管ステントを留置することがある

看護のポイント

治療前

  • 術前オリエンテーションを施行し、不安の緩和に努め、術前の検査なども含めて手術向けての準備を行う

治療後

  • バイタルサインを含む麻酔後の全身状態の観察を施行する
  • 血尿
    • 大多数の患者に見られる症状だが、時間の経過と共に軽快する
    • 血尿の性状や程度を観察する
    • 凝血塊が原因でカテーテルの閉塞が起こる可能性があるため、水分摂取や、点滴管理を行い、尿量を確保する
    • 下腹部の膨満感が強い場合、カテーテル閉塞の疑いがあるため医師に報告する
  • 尿管ステント留置による違和感や疼痛
    • 尿管ステントを留置している期間は、カテーテルの刺激によって膀胱刺激症状による排尿時痛、頻尿や下腹部痛が起こる場合がある
    • 症状が強い場合は、鎮痛薬の使用で、疼痛の軽減を図る
  • 尿道カテーテル留置によるいきみ感や痛み
    • カテーテルの刺激が原因で起こる
    • いきみ感や疼痛が強い場合は鎮痛薬を使用する
  • 結石の排出を確認するために、尿はガーゼ等で濾して、結石が排出されれば結石分析にて成分を確認する
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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