アルバイトの中でも高時給であるのが教育系のアルバイトです。
看護は理数系なだけあって、教育系のアルバイトには向いていると言えます。今回はそんな看護師の教育系アルバイトについてご紹介します。
教育系アルバイトとは
最近では看護の高等教育化が進み、それに伴って看護師の予備校も年々増えて内容も充実してきています。予備校に通っていないと不安という学生も多いようです。
少子化の流れと就職難回避のため、子どもを看護職に進ませる親が増えてきていることも看護師の予備校が増えている要因の1つと言われています。
看護大卒の看護師も年々増えてきていているので、臨床が合わない看護師は看護大卒であれば、予備校の講師という選択もすることができるようになってきました。
ただしアルバイトとなると本業に負担なくできるものとして、その内容は看護学校の普段の授業や各論実習の看護過程を指導するといったものが一般的です。自分が学生の時にちょっと先生に聞きにくいけど、話を聞いてくれる現役看護師がいたらな~と思ったものですよね。そこに目をつけたのは予備校だったというわけです。
国家試験対策講義も多く、最近ではこの看護系ビジネスにあやかりたいと、医療系とは全く違う大学卒の人が看護大の大学院生となり自ら看護国家試験塾なるものを立ち上げる人もでてきました。
私立医療系大学の学費は他と比較するとそもそも50万近くも差があります。その点やはりビジネスとして狙ってくるのも自然な流れともいえるでしょう。
1人の学生を丁寧に育てる(お金をかけられる)というのは、時代の流れのような感じさえします。
看護系予備校の登録講師
看護系予備校の講師は1コマ(80分)4000円~(講師により変動)
予備校というのは男性社会で、指導方法を勉強するトレーニングなどなく、即実践してくれる講師を募集している場合がほとんどです。某アカデミー・某セミナーといわれる大手看護系予備校も同じくほとんどが男性講師メインです。そのため気のやさしい看護師が講師となることは難しいといわれています。
看護過程を教えるには曖昧な学生からの情報を整理し、そこから問題点などを指導するため、病棟経験はないとできません。事前学習を含めると講師の時給はそれほど高いものではなくなってしまいます。
自分に学生がつくかどうかは、指導の仕方と学生の理解度による部分が大きく、看護学校と違い予備校では学生が納得いかないと再授業となり、他の講師が代理で再授業というはこびとなってしまいます。そのため、事前準備と練習は必須です。
家庭教師(看護学生・高校生・中学生対象)
家庭教師については、時給2500~3000円が相場と言われています。
教えることが好きであれば簡単な仕事のように感じますが、生徒との相性もあるため、これも簡単ではありません。
家庭教師になるためには、まずは家庭教師センターに登録します。
そして依頼学生がいる場合は家庭教師センターから連絡があり、学生のための体験授業(無償の模擬授業)を行います。そこで「先生があなたならば勉強したい」と学生が希望することで授業契約となります。この流れが一般的です。
授業で使うテキストについては家庭教師センターが用意してくれる場合がほとんどで、それがない場合は学生に合ったものを自分で吟味し揃える必要があります。とはいえ、どの教材もそれほど大差ないので、そんなに難しく考える必要はありません。
学生側から使いたい教材があると言ってくる場合もあるので、そんな時はそれを優先するとよいでしょう。
余談ですが、授業の合間の休憩時間にお菓子やお茶がでてくるのは定番といえます。
おわりに
教育系アルバイトは長くて1年はフォローする必要があるため、時間に余裕がない場合はおすすめできません。
教育という部分が好きであることが大前提といえるアルバイトです。チャレンジしてみると学生がかわいくてしかたなくなりますよ。
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