真由美さん (女性) からのお悩み
はじめまして。真由美といいます。
最近、年のせいなのか(30代後半ですが)体調が思わしくなくて悩んでいます。
毎日起きてから数時間はパッとせず、
時には肩こりからきて首まで苦しくなり病気かなと悩んだり、仕事に集中できないこともあります。疲れがたまりすぎると寝たきりなることもあります。
いつか医療ミス!なんてことも考えると退職したほうが良いのかとも思いますが、私にも生活があるので辞められません。
看護師って大変なことばかりのように思えてならないのですが、どこかに楽な仕事なんてないですよね?せめて少しでも自分の体を労わりながら働ける職場を見つけられたらと思っています。そんな都合の良い仕事があったら是非教えて欲しいです。
椿(ツバキ)からの回答
まずは体調を回復させる方法を自分なりにじっくりと考えてみては
真由美さん、こんにちは。椿です。
お悩みを拝見する限り、かなりお疲れのご様子。身体の不調もさることながら、心の調子はいかがでしょうか。
年代が30代後半とのこと。うんうん、確かに私自身もその頃にどっと疲れる時期がありました。私はちょうど出産と重なっていたので、疲れ方も半端じゃなく…。
看護師として勤務していた時期もありましたが、当時は休みの日には子供の世話を主人に任せて昼寝、というのもよくありました。
受診して体調不良の原因を調べてみるのもいいかもしれません
真由美さんの場合、体調不良の原因は何でしょう?肩こりや首まで辛くなるのは、何か病気が隠れていたりはしませんか?
これは看護師だけではなく、どんな職業でも言えることだと思いますが、自分の体調に不安があり、その原因が何か分からない時ほど、仕事など他のことに集中できなくなるように思います。
しかし体調不良の原因が分かり、それなりの対応が出来ているときは、万全な体調ではなかったとしても仕事は仕事として集中することができるのではないでしょうか。
例えば癌患者さんの場合、癌に侵されながら、薬の副作用に悩みながら、命の不安を抱えながら、それでも立派に働いている人はいますよね。自分は癌であることを知り、それでも一生懸命生きようとしている人は、やはり仕事や私生活でもそれなりに力を発揮できると思います。
と、これは極端な例でしたが、真由美さんの場合も体調不良の原因が何かあるのかもしれません。一度、しっかりと受診して体調不良の原因を調べてみても良いかもしれませんね。
もしかすると片頭痛だったり、歯からくる痛みだったり、何か原因があるのかもしれません。
特に原因も見つからず、疲れだろうということであれば、ゆっくり休めば良いのです。原因がわからなくても、「そっか、大したことじゃないんだ、少しゆっくり休もう!」と次のことを考えられるのではないでしょうか。
無理をして働き続けて“医療ミス”に繋がってしまう方が、ずっと怖いと思います。それは真由美さんご自身も感じていますよね。
自分の身体を労わりつつ働ける職場…
それから看護師として自分の身体を労わりつつ働ける職場は…すいません、今の私には思いつきません。どんなところでもそれなりにストレスはあると思いますし、本当に“楽だな”と思える職場はあまり聞いたことがありません。
ですが、真由美さんは病棟勤務なのかな?それであれば、とりあえずは夜勤のないところ、あまり流行っていないクリニック(って失礼な言い方ですいません)、保育園や介護施設など、看護師が中心ではないところで働いてみるのも良いかもしれません。
保育園は保育士さんが中心ですし、介護施設は介護さんが中心ですよね。そこで出しゃばらない看護師さんでいるのであれば、今よりは身体の疲れは減るかもしれません。
それから健診センターなども基本は日中だけですし、急患が来るわけではありません。病棟勤務よりは、身体の疲れは少なくなるのではないでしょうか。
まぁいずれにしても職場にもよると思いますので、一概にはいえませんけどね。
ハードな仕事なので、心も体も疲れるのは当たり前
看護師の夜勤は、とにかくハードだと思います。30代後半といえば体力的にも曲がり角にさしかかる時期。ストレスもさることながら、体力的な疲れが思わぬ事故に繋がることが、一番怖いことだと思います。
まずはゆっくり休んで、今の職場と自分の体力との関係を考えてみるのも良いのではないでしょうか。
その上で「このままでは危ない」と感じたら、もっと違う職場を探してみることも良いと思いますよ。
真由美さんがご結婚されているのであれば、家のことは少しご主人にも協力してもらう。独身であるならばいっそ実家に頼ってみるのもアリかもしれません。
看護師という仕事は、心も体も疲れるのは当たり前なのです。そこはまず自覚しましょう。
その上でそれをどうやって癒していくか。体力や体調を回復できるのか。
自分なりの方法をまずじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。