きのこさん (?) からのお悩み

椿さんはじめまして。
私は、今年看護師の免許をとり働き出したものです。
現在急性期病院の救急センター内で働いております。救急にもともと興味があり希望で入らせていただきました。就職後も気持ちは変わらず救急を希望したことに後悔はありません。職場の先輩方も優しく教えていただき本当に感謝しております。
しかし、恵まれた環境すぎて自分の不甲斐なさに毎日ぐったりしてしまいます。
毎日Aライン挿入やCVの介助など沢山の処置につかせていただくのですが、物を1つ準備し忘れてしまったり、記録に見落としがあったりと先輩方に本当に迷惑をかけてしまっています。
そのせいといってはいけないかもしれませんが先輩から、優しくですが『私がやっとくからいいよ??』や『本当にいいから?』と援助を断られてしまったりしてしまい、嫌われてしまったのではないかと不安になってしまったりします。
勉強しなくてはいけないと思い、毎日手順などはその日のうちにまとめるのですがどうしても覚えられません。しかし覚えないと『一回やったよね?』『もぉいいから』などいわれてしまうので毎日いくのが怖くてたまりません。
このような時、どのような勉強などをしたらいいのでしょうか?勉強方法などの工夫点などあれば教えてください。よろしくお願いします。
椿(ツバキ)からの回答
人によって勉強方法は色々ですが、椿流の勉強法をお教えしますね!

きのこさん、こんにちは。椿です。
回答が大変遅くなりまして申し訳ありません。
今回のお悩みは「新しいことを覚える勉強法」に関するお悩みですね。
これは人によって本当にまちまちですし、多分“正解!”はありません。これを前提に回答させて頂きますね。
勉強方法が少し気になりますね…
まず、きのこさんが書かれている「毎日Aライン挿入やCVの介助など沢山の処置につかせていただくのですが物を1つ準備し忘れてしまったり、記録に見落としがあったりと先輩方に本当に迷惑をかけてしまっています。」この部分が気になります。
きのこさんは、「毎日手順などはその日のうちにまとめるのですがどうしても覚えられません。」とも書かれていますが、どうやってまとめていますか?そのまとめたものをどうやって覚えようとしていますか?まとめたものは職場に持ち込んでいますか?この辺がちょっと気になりました。
新しいことを覚える勉強法☆椿流☆
ここから先はあくまで椿流なので、必ずしもこれが正解ではありませんが、こういう方法もあるよ、ということで。
- まとめるモノ
まとめるモノはなんでも良いと思います。A4サイズのノートなのか、白衣のポケットに入るサイズのノートなのか。ただし、この後にくる「職場に持ち込む」ことを考慮したサイズの方が良いと思います。 - まとめ方
その日にやったことを書き出す。ただし私の場合は、文字だけで覚えるのは難しかったので、イラスト付きで。下手でも良いから、図説してあると覚えやすいです。
例えばAラインの介助でも、その手順だけを羅列するよりは、(患者さんの左上肢の橈骨動脈に挿入するとして)左手首の絵を描いて、どこからどの方向で挿入するのか、何を使って固定するのか、固定する順番、固定するテープの巻き方など、図説しながら書いておくと、その時の情景が浮かびやすいと思います。
それから、1度まとめたものはそのままにせず、次に同じことをやった時、前回まとめたものにどんどん追記します。
人間、1回で全て覚えるのは難しいですし、1回目にまとめた時にはモレがあるものだ、と考えておきましょう。 - 何度も読み返す
当然のことながら、これは何度も読み返します。
何度も経験するかもしれない手技などは、例えばトイレの中に貼っておいて、トイレに入るたびに読み返す、でも良いかもしれません。
受験生みたいですが「何かを覚える」のは一緒です。 - 仕事中も常に読み返せるようにする
これが「職場へ持って行く」ということです。私の「まとめるモノ」は小さなシステム手帳(B6くらいかな?)にしました。これだとどんどん紙を追加していけますし、順番を入れ替えるのもラクですよね。
私の場合は手術室だったので、インデックスを科ごとに分け、術式ごとにまとめてどんどん追記していきました。すぐに挟みきれなくなるので、これを始めて1年後にはぱんぱんに膨らんだファイルが2冊ありました。
手術中は手洗いをするため自分でページをめくることが出来ませんので、必要箇所を抜き出して壁にはっておいて、隙あらば読む、これをくり返していました。 - 物品を準備する時用のチェックリストを作っておく
きのこさんは救急ですし、いつ何時どんな患者さんが来るか分かりませんよね。
ですのでこれはあくまで私の場合ですが、手技ごと(術式ごと)に、自分なりの必要物品チェックリストを作りました。これにチェックを付けながら物品を用意すると忘れ物はなくなります。
記録に関しても同じ。何を記録すべきか、それが漏れていないかをチェックできる”自分なりの工夫“が必要だと思います。
あと、もう1つ気になったのは…
もう1つ気になったのは、先輩?たちの態度(言動)です。
きのこさんは「先輩から優しくですが『私がやっとくからいいよ??』や『本当にいいから?』と援助を断られてしまったり」と書かれていますよね。
きのこさんはこれをどう捉えていますか?みんなが自分をフォローしてくれる?優しい??
先輩たちは表面上は優しく接してくれていますが、おそらく彼女たちは「自分がやった方が早いしラク」と考えていると思います。
本当の意味で後輩(部下)を育てるなら、時間がかかっても後輩にやらせるべきなのです。もちろん、患者さんの安全を守れる範囲で、ですけどね。
例え勤務時間内に終わらなくても、急がない記録であれば残ってでも後輩本人にやらせないと、覚えないんですよね。
でもそうではないので、きのこさんが中々覚えられず、『一回やったよね?』『もぉいいから』という言動に繋がっていると思います。
それでも表面上は優しく接してくれているわけですから、きのこさんは1日も早く色々なことを覚え、先輩たちに認めてもらえるように努力する必要はあると思いますよ。
私はどちらかというと右脳が優勢なのか、文字でみるより絵で見る方が覚えられます。
ですので、上記のような覚え方をしていました。きのこさんはどちらでしょう?
とにかく、きのこさんの脳みその皺は、私なんぞよりはかなり多いと思いますので、まだまだ多くのことを覚えることが出来るはずです。
きのこさんに合った勉強法をみつけて下さいね。