yamaさん (女性) からのお悩み
私は看護師1年目で、現在は新生児の病棟で働いてます。
元々、私には養護教諭という夢があったので、看護師という職で働きたいとは思っていませんでした。しかし、大学に落ちてしまったので看護学校に通い、今は看護師として働いています。
毎日、仕事に行く前に涙が出て、情報収集をしているときも目に涙がたまります。先輩に急に「大丈夫?」と声をかけられたら、たまっていたものが溢れて泣いてしまいます。
入社したての頃は可愛いと思っていた赤ちゃんに何も思わなくなり、泣かれたときは、もうイライラしかしなくなっています。
勉強したら、赤ちゃんのことが分かって仕事も楽しくなるのかなと思い、勉強しようとは試みるのですが、やる気が起きず勉強も思うようにできません。
また、実際に働いてみると夜勤勤務が自分の体にあっていませんでした。
養護教諭の道も考えているのですが、狭き門で空きが少ないという現状の中、資格を取りに行くことに関しても迷っています。
自分が一体何をしたいのか、どうしたらやる気が出るのか分からず、毎日モヤモヤしたまま過ごしています。
私が進む道についてアドバイスをいただきたいです。お願いします。
椿(ツバキ)からの回答
少しずつでも良いので、今の状況から前に進みましょう。
yamaさん、こんにちは。椿です。
yamaさんのお悩みを拝見し、まず考えたのは「人は挫折をすると大きくなる」ということです。
それまでの人生については分かりませんが、yamaさんにとって『大学に落ちてしまったこと』は、人生初ともいえる、とても大きな挫折だったのではないでしょうか。
yamaさんの場合、その大きな挫折をしたことで、本当にやりたいことを見失っているのかもしれませんね。
やりたいことを諦め、看護師の道を選んだのは「自分」
まず、椿が思ったのは、yamaさんは養護教諭になりたいという夢があったのに「どうして一度の失敗で夢を諦めてしまったのか」ということ。
確かに看護師という職は、養護教諭の仕事に比べると、より需要の高い職業です。
でも、大学に落ちたから看護師って少し安易な気がします。
受験に失敗してしまったことで、周りの環境がその夢を許さなかったのでしょうか。「周りの説得が」とか「親が許してくれなかった」とか、理由は色々あるのかもしれませんね。
でも、最終的に養護教諭になることを諦め、看護師になる道を選んだのは自分なんですよ。
本当に叶えたい夢なら、今からでもトライすべき
yamaさんの『養護教諭になりたい』という夢は、素晴らしいものだと思います。
でも、その夢を叶えるための努力をしなければ、それは単なる夢でしかありません。
そして、人は『これでいいや』と現状に甘んじてしまうと、なかなかその先には進めません。
そのままでは進歩できなくなります。
yamaさんは、『再受験という道』を最終的に自分で閉ざしてしまいましたよね。その時点で、yamaさんは止まってしまったのだと思います。
長い人生、本当にそれで良いのでしょうか。yamaさんは、どうしたいと思いますか。
もし『やっぱり養護教諭になりたい』のであれば、もう一度、受験にトライすべきだと思います。確かに、養護教諭は狭き門ですが、本人の努力次第だと思います。夢に向かって一生懸命努力している人には、それなりに運もついてくると思うんです。
このまま看護師を続けるなら、ある程度の努力は必要
でも、もし『このまま看護師として働く』と決めたなら、患者さんである赤ちゃんのこと、産まれたばかりの赤ちゃんのお世話ができない親の立場になってみて、ちょっと考えてみて下さい。
yamaさんの職場は小児科で、『今は新生児の病棟で働いている』ということは、患者さんって赤ちゃんですよね。
生まれたばかりの赤ちゃんを入院させている親御さんの気持ちを考えたことはありますか?
かわいい我が子を、「本当はこんな仕事…」と考えている看護師に預けるのは、親御さんとって非常に怖いことだと思いませんか。
もし『勉強が足りない』と思うなら、時間をやりくりして、1日1時間でも良いので勉強する時間を作る努力をしてみてください。
また、『夜勤が身体に合わない』というのなら、身体や心を壊しては意味がないですし、そこから抜け出す努力をしてください。
そうした努力することで、少しずつでも良いから今の状況から前に進みましょう。
そして、yamaさん自身がどうすればハッピーになれるのか、きちんと考えてみましょう。
今の自分を見つめ直せば、道は見えてくる
yamaさんにとっては厳しいことかもしれませんが、
- 一度味わった「挫折」についてきちんと振り返ること
- 現実と向き合うこと
まずは、この2つをやってみてください。でないと、たった『一度の挫折』をこの先もズルズルと引きずってしまうと思います。
yamaさんはまだ20代ですよね。まだまだ時間はあるはずです。
一度しかない人生ですから、自分が本当にやりたいことを追いかけてみてはいかがでしょうか。周りに流されるだけでは、自分の人生として誇れるものにはならないと思います。
自分がどんな人生を生きたいのか、養護教諭になったらどんな仕事=生き方をしたいのか、じっくりと考えてください。今の自分を見つめ直せば、道は見えてくるはずです。
結果的に、看護師として生きていくことになっても、良いと思いますよ。ただし、その場合も、看護師としてどんな仕事=生き方をしたいのか、きちんと考える必要がありますけどね。
人は一度大きな挫折を味わうと、その後の人生が大きく2つに分かれると、私は思っています。
1つは、そのまま朽ち果ててしまう人生
もう1つは、そこから這い上がって、今よりもずっと大きな人間になる人生
yamaさんは、どちらの人生を歩みたいですか?
『挫折』から這い上がるには、非常に大きな力が必要です。
でも、それを乗り越えた時に得るものは、想像しているよりもずっと大きなものだと思いますよ。