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新たに仕事を任されついていけない…もう看護師の仕事に疲れました。

公開日:2016年5月19日
最終更新日:2016年5月19日
(変更日:2016年5月19日) ※

Ayakoさん (女性) からのお悩み

こんにちは、はじめして。
私は看護師3年目で24歳です。

前の職場でリアリティショックといじめに遭いました。
昨年、現在の実家近くの整形外科病棟に転職し、1年が過ぎました。

もともとネガティブな性格で、いじめに遭ってからは、看護師・医者不信になってしまいました。

今の職場では皆さんに良くしていただいていると思いますが、私自身が壁を作ってしまい、1年経った今でも、職場に馴染めずにいます。むしろ私自身が職場の問題児だと思っています。

また、1年目の時に側弯症の手術をし、休職2ヶ月を経て現場に戻りました。
今でも手術前の張り感が残っていて、メンタルも乱れやすいです。

仕事もままならない状態で新たに仕事を任されるのがとても辛くて、看護長に言われても泣いてしまいます。

3月にはチーム編成で、手術室にも応援で行くよう言われ、4月からはプリセプターにもつくよう言われました。現在の職場では経験3年目ですが、2年目扱いで、教育も2年目と同じようにやっています。

しかし、看護長からは「もう4年目だからステップアップね」と言われ、もう私は何年目なのか分からなくなり、新しいことばかりで追いつけないと、また泣いてしまいました。これは甘えになりますよね。

もう看護師の仕事に疲れました。
体力的にも限界だし、周りにも気を遣われることも辛いです。

ネガティブな内容になってしまい、すみません。
アドバイスをお願いします。

椿(ツバキ)からの回答

まずは、ネガティブな考え方を少しずつ変えていきませんか

看護師・椿(つばき)

Ayakoさん、こんにちは。椿です。
お返事が遅れまして申し訳ありません。

Ayakoさんのお悩みを拝見しました。
過酷な状況の中、よく勇気を持って転職されましたね。

職場が変われば、状況もよくなると期待されての転職だったと思いますが、転職先で1年経っても馴染めないことで、混乱されているのですね。

真剣に悩んでいるAyakoさんの助けになりたいので、今回も少し厳しい発言をするかもしれませんが、ご容赦ください。

 

自分に非が無いのであれば、過去の”いじめ”は割り切ってさっさと忘れる

いきなりこんなことを言って申し訳ないのですが、Ayakoさんが前職場で遭った”いじめ”は、本当に”いじめ”だったのでしょうか。

詳しい状況が書かれていないのですが、お悩みを拝見していて、ふとそんな疑問が沸きました。

 

例えば、『かなりリスクの高い失敗をした』ことがあり、それに対して『強く怒られた』というのであれば、それは”いじめ”とは呼びませんよね。

仮に何か失敗したとして、その後で深く反省し、同じ失敗を繰り返さないようにしたとします。

それにも関わらず、いつまでもネチネチと嫌味を言われるようなら、それは”いじめ”かもしれません。

もし、本当に前の職場で看護師や医師から”いじめ”を受けていたとしたら、その職場は所詮、『その程度の人たちの集まり』だったのです。

そんな程度の低い人たちにAyakoさんが振り回される必要はありません。

『自分には何の責任もなかったのだと割り切ってさっさと忘れる』というのも、長い人生では必要なスキルです。

 

実は椿自身、”師長によるいじめ”に遭ったことがあります。

でも、椿の性格的に(基本的に楽天家です)途中までは気づかなかったし、周りからの指摘があって初めて”師長によるいじめ”に気づきました。

それからは、師長のことを「可哀想な人だな」と見るようにしました。

 

こんなふうに”いじめ”をしている人とあえて同じ土俵に乗らないことで、自分を守ることもできるんですよ。

いずれにしても”いじめ”は、どんな理由があろうとも許されることではありません。

Ayakoさんに非が無いのであれば、自分を責めないでほしいと思います。

そして、その上で、Ayakoさん自身が認めている『ネガティブな性格』と上手に向き合ってみませんか。

 

少しだけ考え方を変えてみませんか

『仕事もままならない状態で新たに仕事を任されるのがとても辛くて、看護長に言われても泣いてしまいます』とありますね。

新しくやるべきことを振られて、混乱しているのは分かります。でも、今いる病院の2年目はみんな、Ayakoさんと同じような経験をしているのではないでしょうか?

自分だけではなく、同じ経験年数の人たちにも、同じように『責任を持った仕事がまかされている』と考えてみてください。

「大変なのは自分だけではない。みんなそれぞれに責任のある仕事を任されながらも、なんとかこなしているはず」と思うと、気持ちが楽になりませんか。

余裕がなくて泣きたい気持ちになるのもよーく分かります。

でも、実際に職場で泣いてしまうのは、医療業界だけでなく一般社会でも、決して褒められる行為ではありません。

Ayakoさん自身が言われるように”甘え”になります。

できれば、その場はグッと堪えて業務に集中し、気持ちの整理は勤務時間外で解決していきましょう。

 

それから、師長からの「看護長は、もう4年目だから、ステップアップね」という言葉は、単なる言葉の“あや”とか”言い間違い”なのかもしれません。

Ayakoさんは現在”卒後3年目”ですが、途中休職している期間もあるので”看護師経験は2年目”という自覚を持つと仕事もしやすくなると思います。

何年目であっても、看護師は一生ステップアップを目指すものだし、この師長の言葉は、それほど気にしなくてもいいのではないでしょうか。

単に「ステップアップしていきましょうね」というお誘いだと考えれば良いのです。

 

仕事中だけでも、ポジティブな気持ちを意識して持って

日常生活においては、ネガティブな性格でもポジティブな性格でも構わないと思います。

でも、せめて仕事中だけでも、患者さんのことを優先して『ネガティブな性格』を変えてみませんか。

『患者さんの安全を第一に考える看護師』の仕事を遂行するためには、積極的(ポジティブ)なコミュニケーション力が必要だと椿は考えます。

今の職場は自分を傷つける人しかいないと、本当に思いますか?

自然と壁を作ってしまうのは、自分が傷つけられたくないという防衛本能からですよね。

『周りに壁を作っているのは自分』という自覚があるなら、そこを取り払う努力をすればいいのです。

相性もあるので、さすがに職員全員とは無理かもしれませんが、Ayakoさんが話しやすい人を見つけて、少しずつでも心を許せる人を増やしていけば、今の職場で働くことが楽になるかもしれません。

そこで大切なのは、「今日は1人と話せたから、明日は2人と話そう」という気持ちです。

「1人しか話せなかった」ではありませんよ。
「1人と話せて良かったな!」というポジティブな気持ちが大事です。

 

椿からのアドバイスは、3つ

今回、現状での椿のアドバイスは3つあります。

  1. 今の職場に、自分から歩み寄ってみる
  2. 思い切って、今の職場を離れてみる
  3. 思い切って、看護職を辞めてみる

です。1つずつ順に説明していきますね。

 

1. 今の職場に、自分から歩み寄ってみる

何度も泣いてしまうというのは褒められたことではありませんが、それを受けとけてくれる人がいるのであれば、その期待にほんの少しずつ、応えていけるように努力してみてください。

それほど気張ることはありません。あくまで少しずつです。

『自分のできること』と『できないこと』を自己分析し、周りの期待に応えるには『どこを伸ばせば良いのか』をじっくり考えてみることが必要だと思います。

 

2. 思い切って、今の職場を離れてみる

いろいろとお話ししましたが、今の病院に今と変わらない状況でいることは、Ayakoさんにとって辛いことでしょう。

ですから、いっそのこと今の職場を離れ、もっとゆったりと働けるところを探してみるというのも1つの方法だと思います。

そもそもAyakoさんは、大きな組織の中で『自分の仕事を意識すること』が、苦手なタイプなのかなと思いました。

それなら、もっと規模の小さなクリニックや訪問看護などの方が、Ayakoさんにとって働きやすいのかもしれませんね。

 

3. 思い切って、看護職を辞めてみる

看護職にはやりがいもあります。しかし責任の重い仕事という面もありますよね。

Ayakoさんには、看護師以外にチャレンジしてみたい仕事や、やってみたいけれど諦めた夢はありませんか?

本当に自分がチャレンジしたいことなら、『ポジティブな気持ち』でトライできるもしれませんよ。

まだ24歳ですし、もしも看護職にこだわらないというのであれば、まだまだ他のことにチャレンジすることは可能です。

 

以上が、椿からのアドバイスです。

できれば『1. 今の職場に、自分から歩み寄ってみる』を選んでほしいとは思いますが、どの選択肢を選んでも、Ayakoさんが前向きになれる方法であれば良いのだと思います。

いずれにしても『自分のネガティブな性格』としっかりと向き合い、『ポジティブな部分』を見つけ、そこを伸ばす努力は必要です。

どこか1つでも人に誇れる部分があるなら、そこを伸ばす努力をすることで、きっとこの先同じことで悩むことはなくなると思いますよ。

Ayakoさんが、ポジティブな選択をできますように。

 

本コンテンツは、看護師監修のもと、ページ公開時の調査、情報などに基づき記述されたもので、正確性や安全性を保証するものでもありません。実際の内容は各専門機関の最新情報をご確認いただきますようお願いいたします。
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