看護師は医者の指示の元ではありますが、日々患者さんの命を預かっています。
しかし「白衣の天使」も人間です。時には心や体を病むことだってあります。
それでも、患者さんに元気になってもらうということを考えると、看護師としては自分の苦しんでいる姿は見せたくないものではないでしょうか。
看護師の仕事の肉体的負担
風邪や感染症など
これらの病はなるべく事前に予防することが大切です。
手洗い・うがい、栄養補給、休養、予防接種で防ぐことができます。
院内感染の面からも、看護師の感染症予防は徹底すべきでしょう。
また、感染することはありませんが、初期症状や自覚症状がわかりにくく、予防が難しい病気もあります。
胃・十二指腸潰瘍
ストレスによる自律神経の乱れが原因で胃粘膜が薄くなり、胃酸によって胃壁が損傷され、炎症などで痛みとなって現れ、悪化すると潰瘍となります。
薬を飲んで治すか、ひどい時には手術が必要になります。
膀胱炎
忙しくてなかなかトイレに行けなかったり、尿意をがまんして抑えてしまったりするとなりやすくなります。
尿の中の細菌を排出できず、それにより炎症を起こしてしまう事が原因です。
トイレは我慢せず、尿意がなくても3~4時間に一度はトイレに行けるようにしましょう。
子宮がん
女性の看護師は子宮がんにも気をつける必要があります。
夜勤などで生活リズムが定まらなかったりすると、月経も不規則になりやすくなります。
月経が不規則になると子宮がんのリスクも高まります。
看護師の精神的負担
ストレスからくる心の病気は、本人すら全く自覚しておらず、発症して初めて気が付くということも多いようです。
看護師、特に新人看護師の方に多いと言われているが心の病です。
疲労やストレスが原因といわれてますが、医師、先輩・同僚の看護師、患者さんとのコミュニケーションや人の生死、仕事の忙しさ、など原因について考えるとキリがありません。
睡眠障害や摂食障害、じんましん、うつ病、統合失調症、自律神経失調症などで服薬や時には長期休養が必要になります。
看護師が精神的不調を来たした場合、医療エラーにつながる可能性もあます。
悩みを誰かに相談したり、休養したり、自分なりのストレス解消を生活にうまく取り入れましょう。
無理をしすぎず、心と体の負担を軽くすることが大切
看護師は、このように肉体・精神の両面からくる負担で体調不良や病気になってしまうことが考えられます。
いうまでもなく過度な無理は禁物です。
心も体もしっかりと休息をとることが大事なのは言うまでもありません。
肉体・精神の両面からくる負担の原因はもしかすると今の職場環境にもあるかもしれません。
過度な勤務体制、ストレスの大きな人間関係、今の職場でこのような問題を抱えておりそのような問題が不調につながるようであれば環境を変えることを考えてみることも必要かもしれません。
転職を考えている方へ
転職先を決める際は、給与・待遇などの労働条件や労働環境、仕事内容なども含め、総合的な情報を元に判断する必要があります。
情報は、インターネットや情報誌などからも得ることが可能ですが、一番重要なのは、情報の「信頼度」です。
「ナース専門の転職サイト」は、総合的な情報が多いため非常に効率よく情報収集ができ、信頼度も高いため、一度は登録しておいて損はありません。
また、登録をすることにより、非公開となっている求人を閲覧することもできます。
転職専門のコンサルタントは、個別的な相談にも応じてくれ、一般では知り得ない情報や、就職に向けて採用されるための面接のポイントや履歴書の書き方なども丁寧に教えてくれます。
更に、転職先の職場と待遇面などの交渉もしてくれますので、一度、登録をしてみてはいかがでしょうか。