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看護師の職種や看護方式の違いによる残業時間の実情

公開日:2012年2月24日
最終更新日:2012年2月24日
(変更日:2013年10月17日) ※

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看護師は残業が多い職種だと言われることが多いと思います。

もちろん看護師に限らずどんな職種でも残業はあるといえるのですが、他の職業と比べて看護師の仕事はどうなのでしょうか。

ここではそんな看護師の残業についての実態についてお話したいと思います。

看護師の残業時間

労働省が出している、毎月勤労統計調査で調べてみると平均の残業時間は10.2時間という結果が出ています。業種で残業時間は大きく変わりますが、飲食・サービス業だと4.2時間ですが、運輸業や郵便業だと22.5時間と大きな差があります。

看護師の残業時間は看護協会が調べたところ、月に60時間を超えた残業は、4.3%でした。20代の看護師の中には月150時間も残業をしている方がいました。

看護師の平均残業時間は23.4時間といわれています。しかし、ほとんどがサービス残業となっていて、病院側に申告しているのは8.3時間になっているので、残りの15.1時間がサービス残業となっているのが現状です。

看護方式と残業時間

看護方式でも残業時間が変わる場合があります。

看護方式というのは、看護師の業務分担体制の事で、大きく分けると2種類あります。
どちらもアメリカ発祥で、1つ目はプライマリーナーシングで、2つ目はチームナーシングという方式です。

プライマリーナーシング方式は、看護師1人で患者の入院から退院までを受け持ち、担当した看護師が全て看護責任を負います。1人で患者を受け持つので、残業する確率は高いと言えます。

チームナーシング方式は1つの病棟でチームを作り、決められた期間チームを定着させます。統合されたチームで患者を受け持つことになります。24時間体制でチームリーダーを選出し、チーム全体で看護ケアを行うので、残業する確率は低くなります。

最近では、安全対策の向上や残業削減のために、チームナーシング方式を採用する病院が増えてきています。

過度な残業を強いられる環境は考えもの

このような結果から考えますと、やはり看護師という職業はやりがいはある仕事でありながらも、心身ともにハードな職業と言えます。命を預かる仕事でもあるので、とてもストレスが溜まる職業でもあり、体調・健康管理は絶対に外せない職業です。

とは言え過度な残業から体調を崩したりストレスが溜まってしまうことはよくありません。仕事柄残業は仕方ない、そう考える志の高い看護師も多いのですがやはりこのような環境は問題があると言えます。

もしあなたが今働いている環境がこのように過度な残業を強いられる環境のであったとしても、より良い環境を探すことで今よりずっと働きやすい環境になるかもしれません。

一度そのような環境で働ける求人にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

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