酸素吸入

酸素吸入【いまさら聞けない看護技術】

酸素とは、人が生きていく上で非常に重要なものですね。しかし一方で酸素は取り扱い方を間違えると重大な事故にもつながりますので、【酸素吸入】はしっかりと特性などを理解して行う必要があります。今回はそのポイントついておさらいしてみます。

【酸素吸入を行う際のチェックポイント】

では、具体的にどんなことに注意すればよいか、ポイントを挙げてみます。

  1. 酸素の投与方法や、酸素の供給源とその接続について熟知しているか
  2. 引火しやす状況にないことを確認したか
  3. 酸素投与の指示を確認し、流量のチェックを行っているか
  4. 酸素ボンベを適切に扱い、残量計算ができるか
  5. 酸素投与中の患者さんの状態を把握し、精神面でのケアを行っているか

酸素の投与方法や、酸素の供給源とその接続について熟知しているか

まず1.についてです。酸素の投与方法には、鼻腔カニューレ・酸素マスク(単純フェイスマスク)・ベンチュリーマスク・気管カニューレ用マスク・リザーババック付きマスクなど色々な種類があります。

それぞれ酸素流量とそれに対する酸素濃度に違いがあります。これらを熟知した上で適切な方法を選択します。また加湿器の準備・接続も忘れてはなりませんよ。

引火しやす状況にないことを確認したか

次の2.についてはとっても重要です。酸素は易燃焼性であるため、ほんの少しの不注意で引火する場合もあります。

周囲に静電気を発生するものはありませんか?ナイロンレーヨンなどの繊維も危険です。また発火点の低いアルコールベンゼンも近くで使用してはいけません。

酸素投与の指示を確認し、流量のチェックを行っているか

次の3.ですが酸素流量・濃度・投与方法は医師の指示に従います。また酸素流量計を確認する時は必ず目線の高さを合わせ、浮子は、球体であればその中央、T型であればその上縁で読みます。

酸素ボンベを適切に扱い、残量計算ができるか

次の4.も忘れずに。基本的には中央配管化されていることが多いですが、場合によっては酸素ボンベを使用することもありますね。

酸素ボンベは重い上に中身が見えません。しかしよく見るとボンベの容量、最大充填量などが印字されています。使用時には、まず接続されている圧力計で残気圧を確認し、それとともに印字されている数値から酸素ボンベ内の残量が計算できます。さらに流量で割ると使用可能な時間が計算できますね。

酸素投与中の患者さんの状態を把握し、精神面でのケアを行っているか

最後の5.も忘れてはいけません。酸素吸入を受けている場合、呼吸状態だけではなく、バイタルサインの変化やチアノーゼの有無も観察します。また酸素飽和度もチェックし、効果的に酸素吸入が行われているかも確認します。

また病態によっては高濃度の酸素吸入により意識障害を起こす場合もありますので、むやみに酸素濃度を上げるのは危険です。必ず医師の判断を仰ぎましょう。

【酸素ボンベの交換】

これは、慣れないと結構難しいし、怖いですよね。酸素ボンベの交換は基本的に、

1.酸素ボンベの元栓をしっかり締る
2.圧力調整機内の酸素を出し切る(圧力計がゼロになる)
3.圧力・流量計の接続部分を外す

この時、スパナを使用しますね。元栓の開閉にはそれくらいの力が必要なためです。そして

4.新しいボンベに圧力・流量計をとりつける

しかし充填されている(新しい)酸素ボンベの内圧は、大気圧の50倍あります。つまりバルブを一瞬でも開くとシュー!!という音がしますが、これが結構怖いですよね。周りに人がいないか確認すること、居る場合は予め断ること、そして吹き出し口を人に向けないことが、酸素ボンベ交換時のポイントです。

いかがでしたか?今回は看護師技術の基本である「酸素吸入」についておさらいしてみました。酸素は人の生命に直結する大事なものですが、使い方を間違えると大変なことになりますよね。取扱いには十分注意しましょう。

本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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