「職業病」
- 特定の仕事をすることで罹ってしまう病
- 日頃から出てしまう仕事の習慣
をそう呼びます。
看護師にもそのような職業病は存在します。
ここでは、そんな看護師ならではの職業病についてのお話をしたいと思います。
特定の仕事をすることで罹ってしまう病
腰痛や肩こり
看護師の職業病として肉体的に挙げられるのは腰痛と肩こりです。
もちろんこれらは看護師に限らず他の職業でも言えることですが、1日のほとんどを立って仕事する看護師にとって、他の職業よりも発症しやすいのが特徴です。
患者を搬送するとき、診察介助をするとき、病棟回診、検査の付き添い…など、デスクワークは看護記録を記載するときぐらいなもので、後はずっと病院内を動き回っているため、その負担が影響しているのかもしれません。
不眠症
これも看護師の職業病の代表的なものの1つだと言えると思います。
看護師の仕事には夜勤があることがほとんどで、生活サイクルはバラバラです。ある時は朝から勤務し、ある時は夜から勤務し、とバラバラな生活リズムを余儀なくされますので不眠症になる看護師も多いようです。
生活リズムの不規則さもそうですが、ミスの許されない医療の現場と言うハードな業務さゆえに精神的な面でも不眠症に繋がる事も少なくありません。
不感症
こちらも看護師と言う仕事ゆえの職業病と言えますが、様々な面で不感症になるケースがあります。
例えば人の死に直面するケースは仕事柄多く、そのような経験を積んでいくことで徐々に不感症になるケースもあるようです。
同じように怪我などの際の、血や痛みなどに関しても不感症になるケースがあります。
日頃から出てしまう仕事の習慣
日頃の習慣
誰かのお見舞いに病院を訪れたり、家族の病院に付き添ったり、自分が病気で病院を受診する場合は、つい診察手順や点滴の量・速度などをチェックしてしまう人もいるようです。
投薬される薬を自分で指定したり、医療用語を口にしてしまって看護師であることがバレてしまうことも多く、病院側に身構えられる場合も少なくありません。
それが病院内であればそんなに違和感を覚えないのですが、友達とランチに行っているときなどの完全なプライベートだと、周囲の人の一瞬「えっ?」という感じで引かれることもあります。
看護師が病院内で使う医療用語は一般的にはわからないので、いつものように使ってしまうと相手によっては「この人何者?」と思われてしまいます。
別に悪いことではありませんが、看護師は専門職であるが故の周囲の反応なので、意識している人はわざと医療用語を避けて会話していることもあります。その場合は自分の中で違和感を感じるかもしれません。
看護師という職業ゆえに・・・
更に病院内では徹底した衛生管理が求められるので、院外での生活で清潔なものと不潔なものを判断してしまう傾向があります。
ペットボトルの回し飲みや手洗い消毒など、一般的には潔癖症でない限りはそれほど不衛生なものと認識されません。清潔であることに越したことはありませんが、いちいち消毒するのは面倒なのでそこまで徹底していない場合がほとんどです。
でも、看護師の場合は徹底した衛生管理が業務上にあるため、友達同士での食事会や旅行・アウトドアなどの遊びの部分においても、手洗いや消毒を意識してしまいます。
そのため頻繁に手を洗ったり、テーブルを消毒したり、どんな場面においても衛生管理を念頭に行動する人が多いと言われています。そのため「そこまでしなくても。」と思われることも多く、「やっぱり看護師だから。」という特別な視線で注目されてしまうこともあります。
あなたはどうですか?
以上が看護師ならではの職業病の代表的なものです。
もしかしたらあなたも「あるある」と共感してしまうところも多かったのではないでしょうか?職業病は、行動として染みついているものなので、ある意味ではどうしようもないことなのかもしれません。
しかし、腰痛や肩こりのような病に関していえば、長くその状態を続けることはよいことではありません。負担がかかりすぎるような環境で働いている人は、より良い環境で働くことを考えてみることも大切です。
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