聴神経腫瘍患者への対応

聴神経腫瘍患者への対応【いまさら聞けない看護技術】

目的

  • 聴神経腫瘍患者に適切な看護を行う

疾患の概要

  • 基本的には良性であるが、稀に悪性腫瘍の場合もあり、第8脳神経から発生する
  • 多くの場合、前庭神経から発生し、徐々に顔面神経や蝸牛神経を圧迫する
  • 症状は耳鳴、急性感音難聴、顔面痛や痺れ、片側の進行性感音難聴などがある
  • めまい症状や顔面神経麻痺が出現することはほとんどない
  • 初期の腫瘍の場合は内耳性難聴の例が多い
  • 手術治療が基本であるが、場合によっては放射線治療が行われることもある
病状が進むと腫瘍が脳幹を圧迫し、場合によっては生命の危険もある

観察項目

平衡障害やめまいの訴えがある場合は、聴力異常の有無も含めて確認する

アセスメント

  • 聴力検査:オージオグラムでは谷型あるいは皿型の特徴的な像を示す
  • レントゲン:明らかに左右差がある場合は腫瘍である可能性が高い
  • MRI:確実に腫瘍が抽出されるため、必須の検査である
  • 温度眼振検査(カロリックテスト):難聴が生じている側のカロリックテストの結果が陽性であれば、腫瘍である可能性が高い
  • 聴性脳幹反応(ABR)、あるいはX線CTによる確定診断は難しく、さらに精査が必要な場合が多い
純音聴力検査の結果では特に初期の腫瘍の場合、異常がみられないことがある
一般的に語音聴力検査において、語音明瞭度の低下があるにも関わらず、純音聴力検査において難聴が軽度の場合は聴神経腫瘍が疑われる
  • 術後経過は通常は順調なことが多く、早期の場合は術後約2週間程度で日常生活に戻れることが多い

看護のポイント

  • 定期的に通院をするよう指導する
  • ふらつきの症状がとれない場合は適宜、リハビリ指導を施行する
  • 難聴は片側のみである場合が多いため、健側から話しかける
  • めまい症状がある場合は、安静にしていれば軽快するので特に心配はいらないことを説明する
  • 治療法や予後についての不安がある場合は、遠慮せずに医師に聞くよう説明する
本コンテンツの情報は看護師監修のもと、看護師の調査、知見、ページ公開時の情報などに基づき記述されたものですが、正確性や安全性を保証するものでもありません。
実際の治療やケアに際しては、必ず医師などにご確認下さい。
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