看護師はほかの業種と比較し、精神的・肉体的にもとてもストレスの多い職業です。
ストレスを溜めて体調を崩す方が多いので、以前「自分の看護師の職務経験から、 一番良い転職タイミングを考えてみる」で話をしたように、転職のタイミングに関しては人それぞれです。
今回は「心」と「体」から考える転職のタイミングについてご紹介しようと思います。
熟睡出来ない、睡眠不足などの症状がある
人間にとって睡眠は重要です。
熟睡することが出来ないことから心身ともに疲労が蓄積してしまい、うつ病になってしまうケースもあるため、自分の身体を考えて現職と比較し、忙し過ぎない病棟や外来・クリニックなどに転職することをお勧めします。
看護師の勤務は、基本的にシフト制のため睡眠時間が不規則です。日勤のみの週もあれば、夜勤のみの週があることもあります。
夜勤をしている看護師の睡眠のリズムを一定にすることは難しく、一日睡眠4~5時間という睡眠時間が少ない人も多い印象です。睡眠時間が短くても、熟睡感があり本人が苦痛に感じていなければ問題はありません。
ただ、毎日の睡眠のなかで熟睡感がなく疲労・眠気がとれない場合などは、現在の職場について考える必要があると思います。
夜勤が辛い、シフト制の勤務が辛い
このような場合は、病棟でも夜勤なしの常勤に変更してもらうか、夜勤なしの外来勤務、無床クリニック、デイサービスなどの夜勤をせずに働けるような環境をつくりましょう。
「常勤だと夜勤をしなければいけない」という場合には非常勤として働くというのもいいと思います。夜勤は拘束時間が長く、急患や急変もあるため、夜勤が辛いという方は多く、それが理由で転職される方も多いです。
「夜勤が理由で辞めるわけには…」と周囲に気を使ってなかなか辞められない方もいるでしょう。また、こちらの記事でも書きましたが、夜勤を辞めるとお給料が年間で70万円程度下がるので、それも難しいという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、一番大事なのは自身の身体です。こういうときこそ、紹介会社のキャリアコンサルタントに相談をして、無理せずに職場を変えてしまいましょう。
職場に対してのストレスがあり、ストレス性の身体症状が現れた
ストレスによる身体症状が出てきたという方は、迷わず職場を変えましょう。
身体に負担のかからないクリニックや、個人病院、デイサービス、施設、医療相談コールセンター、介護施設、もしくは病院でのパート勤務などがあります。
自分ではあまりストレスと感じていない場合でも、ストレスによってホルモンバランスが崩れてしまい月経不順や高プロラクチン血症になるなどのケースもあります。
また、ホルモンバランスが崩れることで、うつ病になってしまうケースもあります。
このような症状が出てきてしまうと、後々子どもがほしいと思うときに不妊症になってしまう方もいます。
今後自分の将来も考えたうえで自身の体調と相談して職場を考えてみて下さい。
おわりに
転職という行動も、ストレスになる場合もあります。
しかし、今の職場で働き続けるか転職して新しい職場に変えてみるかのどちらがいいのかは自身の心身と相談してみて下さい。
身体に不調がでたときには、家族やパートナーに相談してみるのもいいでしょう。一人で考え込まず、周囲の人に助けを求めて下さい。
看護師としての、責務を背負い込まずに一人の女性として自分の身体を大事にしてくださいね。
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