看護師として忙しく働くなか、自分ではきちんと仕事をしているつもりでも、周囲からは「仕事ができない看護師」として評価されるなんて辛い経験はありませんか。
「仕事が出来ない看護師」といわれない為にも、今回は日々の仕事をする上で注意すべき5つのポイントを紹介しますよ。
その1:聞いたことは必ずメモにとる
仕事に関しての業務内容伝達や指導など、そのすべてを暗記することなんてできません。なので、聞いたことは必ずメモに残しましょう。
そして、そのメモを確認して仕事内容を把握します。
仕事内容について忘れて業務をやり残してしまった…なんてことになれば、それはインシデントに繋がりとても危険です。メモをとる癖をつけることは必須です。
その2:毎日の業務スケジュールをたてる
毎日の患者さんの情報収集をする際には、患者さんの情報収集をすると共に一日の自分のタイムスケジュールをたてましょう。
自分の受け持つ患者さんの処置・検査・薬など時間ごとに行うことをメモに書き、自分の業務を把握します。変更の際にも、修正して対応ができますね。
スケジュール通りにいかなかった場合には、何に時間を必要としたのか、どうすればよかったのかを考え、次に活かせるようようにしましょう。
その3:わからないこと・不安なことは必ず確認する
仕事をするなかで、わからないことや不安なことは必ずあります。それは誰しもあることです。そのような場合には、必ず周囲のスタッフに確認しましょう。
処置についてわからないことがあれば、ほかのスタッフに一緒に見てもらいながら実施します。医療事故などが起きないよう、わからないまま行うことはやめましょう。
疾患や薬など、自分で調べられるものであればまず自分で調べることも必要です。
その4:アセスメントする癖をつける
患者さんと関わるなかで、いま受け持ちの患者さんがどのような状態で、今後どのような病状変化のリスクがあるのか。
流れ作業ではなく、バイタルサイン測定時に全身をみながら患者さんの状態についてアセスメントをするようにしましょう。
「あれ?いつもと違う?」「ちょっと咳がでている、熱はないけど」など、気が付いたときには、注意して全身を確認します。
「呼吸は?」「痰は?」「寒気は?」「手術後?」「抗がん剤後?」それぞれの状況によって、対応も変わってしまいます。医師に報告するときも、全身を確認したうえで、完結に報告しなければなりません。
ぜひアセスメントの癖をつけましょう。
その5:報告を忘れない
「患者さんの状態が変わった」「処置がわからない」など何かあった時、周囲に相談しないといけませんが、その時は、必ず業務リーダーに報告・相談するようにしましょう。
業務中のメンバーの采配をするのはリーダーの仕事です。あなたが何かわからないことがあれば、直接教えてくれたりほかのスタッフに声をかけてくれます。
また、わからないことだけではなく、自分の業務状況なども随時報告するようにしましょう。
リーダーはあなたの状況も把握してくれます。
始めはどんなことを報告していいかもわからないので、ちょっとしたことでも積極的にリーダーに報告しましょう。
おわりに
いかがでしたか?これは本当に基本的なことではありますが、最近ではあまりメモをと
らなかったり、報告をしない人も多いようです。
これらのことに気をつけないとインシデントの引き金となってしまいます。
まずは、基本的な5つのポイントを押さえ、『仕事ができる看護師』を目指しましょう。
『新人ナース 7つの心構え -先輩看護師との関わり方のコツ その1-』では、新人ナースの心構えについて詳しく紹介しています。初心に戻るためにも、ぜひこちらの記事もお読みくださいね。
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