夜勤はとても苦痛!という看護師さんは多いのではないでしょうか。
私たちは脳にある体内時計の指令によって、昼は覚醒し、夜は眠りにつくというリズムを繰り返しています。夜勤はこのリズムを崩してしまっているのです。
このリズムが崩されたことによって、看護師は疲れがなかなか抜けず、すっきりしない、なんだか寝つきが悪いということが生じてきます。そして体調がすぐれないことから離職…ということにつながっていくことも少なくありません。
誰しも「夜勤さえなければなあ~~」なんて思ったことがあるのではないでしょうか。
しかし、入院患者さんのいる病院で働く限り、夜勤がなくなるということはまずありません。では、どのようにすればよいのでしょうか。
夜勤と上手に付き合うための心構え
夜勤は私の時間
夜勤中は当然のことながら、病棟から離れることはできません。それに、日勤に比べてかなり少ない人数で患者さんをみています。そのため1人かかる負担も少なくありません。
しかし、患者さんの急変や不穏などが起きないときは日勤よりも静かに過ぎることがありませんか?こんなときに「やった~~看護研究やろう」「看護計画の見直しをしよう」とか、日頃なかなか向き合うことができない仕事をする時間ができて「よかった♪」と自分に思いこませるのです。
夜勤は私のことができる時間だ、夜勤は私に必要な時間だ、そう脳に錯覚を与えてやるのです。すると、次の夜勤にはあれをしよう!と考え、夜勤がワクワクしてくることでしょう。
だまされたと思って試してみてください。
夜勤は1日を24時間以上にしてくれる
夜勤明けはクタクタになりますよね。特に救急で患者さんが入院してきたり、急変した時にはもう身体も精神も疲れ果てますよね。
しかし、ここで少しがんばって、夜勤明けに日帰り温泉に行く、エステやマッサージの施術を受けに行くなど、夜勤明けに自分へのご褒美を用意してやるとどうでしょう。本来なら睡眠時間になっているはずの時間が癒しの時間に早変わりです。
夜勤をしたおかげで24時間以上の時間を手に入れることができたのです。
これらの方法は疲れ具合によっては、いつもできるわけではありませんが、時々実行することで少し夜勤に対する気持ちは軽くなると思いますよ!
これで夜勤と上手に付き合える!?生活のポイント
身体面においては、体内時計を戻してあげることがとても大切です。
夜勤の翌日にはメリハリをつけ、体内時計を戻して次の勤務にのぞみましょう。
夜勤翌日の生活のポイントはこの6つ!
- 日の出とともに起床
- 朝食をしっかりと摂る
- 運動をして身体を目覚めさせる
- 長い時間の昼寝をしない
- 寝る1~2時間前にゆっくりとお風呂に入る
- 22時頃には就寝する
夜勤は本当に大変です。しかし看護師を続けていく以上避けられません。
少しでも夜勤と上手に付き合っていく方法を、自分なりに取得していきましょう!!