当サイトは一部アフィリエイト広告を利用し運営しています※提携企業一覧

看護師の勤務形態 長時間の残業はやはり避けられないのか?

公開日:2012年1月12日
最終更新日:2012年1月12日
(変更日:2013年10月17日) ※

a0006_000840

今回のテーマは、「残業や勤務形態について」です。

看護師は非常にハードな仕事だと言われ、それは仕事内容からだけでなくやはり残業や勤務体系からくるものだと言われています。

看護師という仕事は、例えばクリニックであれば患者さんがいる間は帰れませんし、病院でも外来勤務であれば、誰かが残って居なければならないのでもちろん残業があります。

病棟であっても、申し送り(これが無いところもあるようですが)の後に記録したり、その時の勤務帯で処置などの手が足りなかったら、誰かが残って手伝う必要があります。

勤務体系によっても変わってくる

パート勤務の場合

パートは時間給であり、残業代は通常勤務より高く設定されていることもあります。
特にクリニックの場合は、働く方も長い残業時間は想定していない(例えば子供が小さいので保育園のお迎え時間とか)こともあるため、あったとしても30分とか1時間くらいでしょう。

残業代の計算は、15分毎で計算してくれる、親切なところもありますし、30分単位での計算の場合もあります。

常勤の病棟勤務の場合

常勤の病棟勤務の場合、これは本当にその病棟の忙しさによります。
例えば日中座っている暇が全くないような忙しい病棟であれば、記録などのために毎日1時間や2時間の残業は日常茶飯事でしょう。

つまり1か月で30時間とかの残業があるわけです。
一方で食事介助が多い病棟であれば、その時間に多くの人出が必要となりますし、遅出・早出などが予め設定されている場合もあります。

その他

朝のOPE出しが多い病棟(外科・整形外科・脳外科・耳鼻科・産婦人科・泌尿器科・・・・などなど)は、出棟(病棟を出てOPE室へ向かうこと)前の処置や検温などやることがたくさんあるので、その日は早出さんがいたりします。

また、1日に何件も手術があり、ちょうど夕方に帰室(OPE室から病棟へ戻ること)がかかりそうな場合は、遅出さんがいたりします。
遅出・早出をつくることで、規定時間以上働くことを避けられるようになっていますね。

残業の多い職場

それから、OPE室勤務も残業が非常に多い職場です。
その日のOPEの予定は予め決まっていますが、救急病院であれば緊急OPEもそれなりに件数が多いです。

OPE室の数と手術予定時間で1日に何件のOPEができるかが決まりますが、大抵の場合、予定時間より長くなったり、途中で緊急OPEが入ればそれだけOPE件数が増えます。
元々の予定は9時~17時くらいで終わるように組まれていても、定時(もともと予定されているOPE)の患者さんが入室するのが17時過ぎ、ということもザラです。

1件のOPEには1~2人の看護師が必ずつきますので、日勤の勤務時間終了時に1件以上のOPEが並列で行われていれば、誰かが残業することになります。
実際、1ヶ月の残業時間が100時間近いOPE室もありました(現在はだいぶ改善されているようですが)。

やはり残業は多く避けられない…でも…

このように、看護師という職業はその仕事柄残業が多い職業だといえるかもしれません。
そしてそれらのほとんどは避けられないような状況にもあります。
救急で患者さんが来たのに定時で帰ります、なんてことが出来ないのが看護師という仕事の特徴でもあります。

残業はその状況によってある程度仕方ない部分はあるかもしれません。
しかし考え方によっては残業をすることで残業手当が付き、毎月のお給料が底上げされるのです。看護師の年収が他の職種より高いのはこういった実情があるからですね。

ただ、せっかく一生懸命働き自主的に残業をしていたとしてもそれがサービス残業になってしまいお給料に反映されていないのであれば、今の職場で働き続けるべきかを考えたほうが良いかもしれません。

残念ながら職場によってこの辺りは大きな差があるようで、同じように残業をしても手当を貰えるのとそうでないのとでは年収に換算すると数十万円の差となって表れてくるはずです。

転職をして職場を変えるだけでこのような差が生まれることもあります。残業のことで悩んでいるようなら、今いちど自分の職場環境を見直してみることをおすすめします。

本コンテンツは、看護師監修のもと、ページ公開時の調査、情報などに基づき記述されたもので、正確性や安全性を保証するものでもありません。実際の内容は各専門機関の最新情報をご確認いただきますようお願いいたします。
本コンテンツの情報により発生したトラブル、損害、不測の事態などについて、当社は一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。
※コンテンツの日付け表記ついて「公開日…ページを公開した日」、「最終更新日…情報を更新した日」、「変更日…システムやデザインの変更を行った日」をそれぞれ指します。
「ナースハッピーライフ」の最新情報をチェックしよう

当サイトは、「あした仕事で使う知識を学べる」ナース専用のハウツーサイトです。
Facebook または Twitter で最新情報をチェックして、職場の同僚と差をつけよう!

ナース転職サイト おすすめ 3サイト

転職しようかな…と考えている看護師の方には、以下の転職支援サービスの利用がおすすめです。

  • 看護roo!(カンゴルー)
    ● 累計利用者数50万人以上
    ● 求人数トップクラス
    ● 東証プライム市場上場企業
    ● 資格が活かせる病院以外の求人も豊富
    公式サイト 口コミ・詳細
  • レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
    ● 求人数トップクラス
    ● 累計利用者数は40万人突破!
    ● 病院求人多数
    ● がっつり働きたい人におすすめ
    公式サイト 口コミ・詳細
  • マイナビ看護師
    ● CM多数!大手転職支援サービス
    ● 全国各地の求人をカバー
    ● ブランク・未経験OK求人が多い
    公式サイト 口コミ・詳細

もっと詳しく知りたい方は、「ナースの転職サイト比較ランキング」をご覧になり、自分にあった転職サイトを探してみてください!

ナースハッピーライフを通じて転職支援サービスに登録いただくと、売上の一部がナースハッピーライフに還元されることがあり、看護技術の記事作成や運営費に充当することができます。応援お願いいたします。

いまさら聞けない看護技術が本になりました↓
いまさら聞けない看護技術が本になりました
ナースハッピーライフ総合トップ
総合トップに戻る
当ウェブサイトではサイトの利便性の
向上のためにクッキーを利用します。
We use cookies to enhance your visit to our site.
同意して閉じる
ACCEPT & CLOSE