「転職したいと思うけれど、今の自分のままで転職していいのだろうか?」
看護師として働くなかで転職を考えたとき、このように不安になることがあると思います。
実際、働く科によって、その科ごとに必要とされる看護の技術・知識があります。看護師は基本的には3~5年働いて一人前と言われています。
今回は、その3~5年の間に、それぞれの科で転職を考える際に身につけておくべき技術や知識について、ポイントを紹介していきたいと思います。
消化器外科の場合
基本的に、外科では手術前後・化学療法の患者に関しての看護を行います。
そのため、
についての知識・看護を行えることが必須です。
また、外科系でもターミナル期の患者の疼痛コントロールも行うことも多いので、麻薬による鎮痛コントロールについての知識も必要になります。
内科の場合
内科では、
- 肺炎などの内科系疾患
- 糖尿病看護
- 腎疾患
など、手術はないですが、患者のケアや日常生活管理などを行う必要があり、患者との関わり・コミュニケーションを行いながら指導していくことが大切になります。
脳外科の場合
脳外科では、
など、脳外科疾患に関する手術前後の看護やカテーテル治療前後の看護技術が必要になります。
場合によっては、術後の生活に大きな影響を与えかねないケースも多く、深い知識・看護技術が必要になります。
循環器科の場合
循環器看護では、
など悪化すれば直接死に直結するケースもあり、心電図モニターの管理・12誘導・カテーテル治療前後の看護・リハビリなども必要になります。
循環器科のリハビリは、脳外科の麻痺側に対してのリハビリとは違い、心負荷なども考えながらのリハビリに関しての知識・技術が必要になります。
自分はいつ頃から転職したらいいのか、逆算して考えて行動するのもひとつの方法ですよね。少しでも参考になれば幸いです。